2024/7/24

ネトフリの広告事業、時間との闘い

The Wall Street Journal

配信メディア【有料】

パスワード共有制限による押し上げ効果が薄れる一方、広告事業を伸ばすには時間がかかると説明

　最近のエンターテインメント業界では、予想外のヒットはめったに起こらない。米動画配信サービス大手ネットフリックスは、自社の広告事業が次のヒットになることに賭けている。

　ネットフリックスは広告付きプランを2022年後半に導入した。通常プランよりかなり割安で、好評のようだ。同社は18日発表した4-6月期（第2四半期）決算で、広告付きプランを提供している地域では新規会員の45％がこのプランを選んだと明らかにした。だが広告主はまだ殺到していないようだ。調査会社ビジブル・アルファのコンセンサス予想によると、ネットフリックスの上半期の広告付きプランの売上高は8億ドル（約1260億円）弱で、売上高全体の4％に過ぎない。

コメント

注目のコメント

• 髙栁 綾

  NewsPicks編集部 インターン

  ・2024年07月24日

  テレビでコンテンツを視聴する際、CMで番組が中断されることによくもどかしさを感じていました。そのため、初めて動画配信のサブスクリプションに加入した際には、そのスムーズさに感動したものです。
  
  しかし、そんな動画配信サービスにも暗雲が立ち込めているようです。
• 酒井 聡

  ㈱ニューロープ CEO / PIIF 准教授 / 純文学小説家

  ・2024年07月24日

  広告会員がある程度増えたら特定の作品のパロディCMなど、面白い企画も出てくるんだろうなぁと思います。
  現時点ではおそらく出稿者としては動画広告をタクシーやらYouTubeやらIGやらマルチプラットフォームで使い回すような状態で、プラットフォームごとの単価や出稿量などの最適配分が大変そう。代理店の運用が吸収してるんでしょうね。
• 深谷 大成

  News Picks Brand Deisign

  ・2024年07月24日

  この記事を読んで感じたことは、ネットフリックスが広告付きプランを導入し、新たな収益源として期待を寄せている一方で、その成長が期待通りには進んでいないという現実です。広告付きプランは確かに一部のユーザーに支持されていますが、広告主の関心を引くにはまだ時間がかかりそうです。特にアマゾンなど他の大手企業が同様の取り組みを強化している中で、ネットフリックスが競争に勝ち抜くためには、さらなる戦略と努力が必要です。
  また、パスワード共有制限による会員数の増加効果が徐々に薄れてきていることも課題です。将来的には広告事業が収益の柱になるかもしれませんが、それまでの間にどれだけ効果的な施策を打ち出せるかが重要だと思います。ネットフリックスがこれからどのような手を打つのか、引き続き注目していきたいと思いました。