【急展開】バイデン撤退で、大統領選はこう動く
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「異例中の異例」「前代未聞」といった言葉が一通り出尽くした感がある大統領選です。バイデンの撤退で構図は白紙に戻りました。8月の民主党大会までトランプの対戦相手は正式には決まりませんが、ほぼハリス副大統領で決定ということで、トランプと戦って勝てる候補なのか?をテーマにまとめてみました。
当初、一瞬だけ曖昧な態度をとった(ように見えた)ペロシ下院議長もあっさりハリス支持を表明し、これで民主党内の重鎮はほぼ全員、ハリスで固まりました。個人的には、今回の候補交代を一番面白くないと思って見ているのはトランプじゃないかと思います。ハリスだろうが誰だろうが、今のバイデンよりは強いからです。しかもわずか一日で足並みも揃いつつあります。
次の注目は副大統領候補に誰を選ぶか。いま噂されているのは現職州知事の面々ですが、記事で鈴木先生が言及した「まさか」な人物もあり得るかも・・・?是非ご一読ください!米国大統領は、全国の50州がどの候補を支持するかを決めます。
各州から寄せられた代議員数の合計がどちらが多いかで次の大統領が決定されます。
つまり、全国でどれだけの票を取るか、ではなく、どの州の支持を取ることができるのか、が勝敗を決めます。
米国が連邦制国家であるゆえんです。
トランプ氏とハリス氏が、50州の内、どの州の支持を取り付けるのか、それはつまり各州の投票がどちらの候補を支持するか、ですが、それが具体的な勝負です。
ハリス氏は、カリフォルニア州のような、民主党の鉄板である州は取るでしょう。しかし、テキサスやフロリダのような共和党の牙城を取れるとは考えにくいです。
近年、中西部を制する者は米国大統領を制する、といわれるように、ミシガン、イリノイ、ウィスコンシン、オハイオなどの接戦州が勝敗を決するでしょう。
ハリス氏にこれらの州を取ることができる準備があれば、ハリス氏にも勝ち目はありますが、その準備は見当たりません。またも前嶋先生とコメントを並ばさせていただきました。現状を異例の事態とみるか、それとも大統領選の構造の中で変わらないものとみるのか、という観点の違いから、対照的な議論になっているので是非。