2024/7/22

【トップ直撃】パナソニック、車載電池の誤算と勝算

NewsPicks編集部 記者
パナソニックが、車載電池事業で戦略の「修正」を迫られている。
同社はテスラ向けの電池を手掛け、アメリカのEV市場の拡大とともに成長してきた。しかしここにきて、同事業の稼ぐ力が低下している。
2023年度の車載電池事業の調整後営業損益は、インフレ抑制法(IRA)関連の補助金の影響を除くと187億円の赤字だった。
11月の米大統領選でトランプ元大統領が勝てば、こうした補助金も大幅に縮小される可能性もある。
その上、EV市場は世界的に減速している。
逆風の中で、パナソニックはいかにして「稼げる体制」を築いていくつもりなのか。
NewsPicksは、パナソニックの電池事業を担うパナソニックエナジーの只信一生社長に単独取材を実施。只信社長の言葉をもとに、新たな戦略をひもとく。
INDEX
  • 新たに2つの「製造拠点」
  • 「補助金」あっての営業利益
  • 国内工場の「誤算」
  • ギガファクトリー最大の「反省」
  • 「生成AI」がもたらしたチャンス