鈴木財務相「発言は慎重に」、河野デジタル相に苦言-利上げ巡り
AI要約
- 1鈴木俊一財務相は19日の閣議後会見で、河野太郎デジタル相が円安是正を目的に政策金利を引き上げるよう日本銀行に求めたことに対し、慎重な発言を求めた
- 2鈴木財務相は、市場への影響を考慮し、不用意な発言が為替市場に影響を与えてはいけないと述べ、河野氏との意見の相違について話した
- 3河野氏は、円安がもたらす国内物価への影響などの問題を強調し、円相場が上昇した
コメント
注目のコメント
通貨安是正のため景気を犠牲にしてもでも利上げを迫られるのは、概して発展途上国に多くみられる現象です。ついに日本もそこまで落ちたか、という慨嘆と共に思うのは・・・
今の円安の背後に日銀による異常な量的緩和や政策金利の抑制といった低金利策が潜んでいることは論を待ちませんが、エネルギー補助金等に見られる場当たり的な各種のばら撒き策や日本の企業と産業を支えるビジネス環境の劣化があることもまた事実。河野氏と言えば政府の要人でょう。独立性を重んずべき日銀の政策に介入する前に、政府としてなすべきとがあるんじゃないのかな (・・?
「『デフレ完全脱却のための総合経済対策』及びそれを具体化する令和5年度補正予算並びに令和6年度予算及び関連する施策を迅速かつ着実に執行する。日本銀行には、経済・物価・金融情勢に応じて適切な金融政策運営を行うことにより、賃金と物価の好循環を確認しつつ、2%の物価安定目標を持続的・安定的に実現することを期待する」なんてことを高インフレ下の日本で骨太の方針に書き込むこと自体、円安を煽っているとしか私には思えません (・・;ウーン総裁選出馬に向けた政策立案・準備を進めている最中でなので、つい口走ってしまった可能性があります。温厚な人柄で知られる財務相も、さすがに看過できなかったのでしょう。