トランプ氏「米全体の大統領に」 指名受諾演説、バイデン氏批判は抑制―銃撃後初・米共和党大会
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注目のコメント
前座はハルク・ホーガン。
シャツを次々に脱ぎながら(最後は引きちぎる)その肉体を見せつける、というあたり、日本の都知事選挙とそう違いはありません。
「先週、奴らは俺のヒーローを撃ち殺そうとしやがった!
かかってきやがれ!」
なかなかに盛り上がりました。
https://x.com/WSJ/status/1814127973605228851
米国の二大政党の党大会というのは、通例は出陣式であり、お祭りなので、こういう雰囲気です。
今回の共和党は、かなりエンタメ寄りな気はしますが。
一方トランプ氏の演説はかなり長く、政策を述べた部分が多かったです(それは別におかしくはないですが)。
・電気自動車推進や、その他の気候変動対策の取り止め
ただし、電気自動車は米国内で生産されればよいが、輸入品なら100%以上の関税。このあたりが、マスク氏と合意した線なのでしょう。
・原油、ガスなどのエネルギー生産振興。米国から世界各地に輸出
・不法移民撲滅
・世界各地の戦争に米国は関与しない
(そうすれば世界は平和になる、という主張ですが、たぶんそうはなりません)
【速報】トランプ氏は、米国内に自動車工場を設立しなければ、100~200%の関税をかけると述べた
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024071900604&g=flashトランプ候補の受諾演説内容と、日本にとっての意味について、福井県立大の島田洋一先生がとても分かりやすく説明してくれています。
●島田名誉教授チャンネルLIVE92 日本はどうする?トランプ受諾演説の重要ポイント!
https://www.youtube.com/watch?v=cQwPqeyzz4E&t=1136s
島田先生が説明した点はいくつかあります。
〇 バイデン大統領よりも、トランプ候補は心身ともに健康、認知能力もよい。
〇 バイデン政権は不法移民・犯罪者に不当・不公平に優しい。トランプ政権は不法移民は強制送還、国境の壁を完成させると明言している。そうなれば、中国からの不法移民が日本に来るおそれ、日本は不法移民が来ないよう準備すべき。
〇 トランプ演説は、レーガン政権以来の保守本流の考え、すなわち減税による経済活性化を示した。対照的に、今の日本の自民党は保守を自称しつつ、バイデン民主党に近く、増税ばかり。
〇 トランプ候補は、脱炭素原理主義を捨てると断言。民主党が進めるグリーン・ニューディール(風力、太陽光など脱炭素政策を進める施策)は詐欺、止めるべき、とトランプは宣言。
〇 トランプ候補は、イランに対しては徹底的に締め付けると明言。バイデン政権が制裁を緩め、イランを復活させてしまった、イランは人権侵害、テロ支援を行っていると、トランプは考えている。この方向性を、日本の政治家もメディアも、織り込んで考えなくてはいけない。
〇 トランプ政権になれば、日、米、台湾の合同演習を行う可能性はあるし、日本の役割は重くなる。日本は、台湾有事で一緒に戦うことを真剣に考えるべき。
〇 北朝鮮について、トランプ氏は舐めた行動には10倍返しという行動を見せた、斬首作戦の可能性を示したから、北朝鮮が首脳会談を求めた。トランプ政権は制裁は緩めないが、北朝鮮がミサイルや核開発を止め、拉致問題を解決すれば、日本からの支援が期待できるとの考えだろうから、日本の首脳はトランプ氏に然るべくインプットして、北朝鮮に圧力をかけるべき。トランプ氏が団結を訴えた…2016年の大統領選でトランプ氏のラリーを追いかけていた経験からすると目を見張る変化です。自身が「頭を動かしていなかったら銃弾は命中していた。神が味方してくれた」と言うように銃撃事件で奇跡的に一命をとりとめたことが大きかったのでしょう。日本政府も本腰を入れて「ほぼトラ」に備えるべきです。