16時に仕事が終わり、会社から人がいなくなる…フィンランドが「世界一幸せな国」であり続ける納得の理由
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私の妻もフィンランド出身で、時々フィンランドに帰りますが、夏は本当に素晴らしく、爽やかなGWのような気候で夜の12時まで明るい。しかしながら、冬は日照時間が少なく(薄明るくなる程度)で太陽に慣れている日本人には相当辛いですし、アル中や自殺者が多い一因です。
ある程度、フィンランド文化に浸って分かったのは、幸せであるということは、特に個人主義というところに大きく関わってきます。自己中心的な悪い意味ではなく、とにかく何をやるのも自分の考えが優先なこと。会社や同僚、ましてや家族間でも自分のことを優先することが幸福度が高まることだと分かりました。サービス残業などあり得ませんし、忖度もなし。湖の辺りの別荘に行っても、食事以外は皆てんでばらばらで好きなことをします。
あとは自然が多く、静かである事、その中で福祉が充実している事は実は幸せであるという事。綺麗で便利だか、サービス過剰で24時間うるさい日本とは対極にあります。
私の妻曰く、相対的に人口も少なく他の人と関わり合いが少ないのが良いところだと、寂しいけど、的を得たコメントでした笑16時に仕事が終わり、家族や友人、趣味に使える自由な時間が確保できるなどの面がフォーカスされていますが、そのこともさることながら、個人的には、仕事やキャリアパスにおける主体性も幸福感を生んでいる大きな要素のひとつのように思います。
別の北欧の本を拝読した際に、多くの人が自己成長のために仕事をしているとの記載がありました。それを見てふと思ったのは、私はずっと外資だったので、それが当たり前の感覚だったのですが、確かに、イヤイヤ働いている人を多く見るのは(私が知っている限り)日本だけだぞ…と気づかされたのでした。北欧の人だって1日8時間は働くわけです。であれば、そこが楽しかったり、やり甲斐のあるものでなければ、幸せではないですよね。(余談ですが、神戸大学と同志社大学の共同調査によると「自己決定」は、所得や学歴よりも、幸福度に強い影響を与えているそうです。)
日本を同じような状況に持っていくためには、より多くの人が主体的に働き、無駄を徹底的に排除し生産性を上げ、生産性が低い人員を解雇していく必要があります。16時に帰れる環境は、受け身でないからこその恩恵なのだと思います。社会構造そのものを変えるには時間を要すると思いますが、まずは、私たち一人ひとりが、主体的にものごとを選択をすることから始める必要があるのではないかと感じています。労働時間よりもプライベートの時間のほうが幸せという考え方が一般的ですが、
そうではない人の場合、労働時間が短くなるほど不幸せになるわけで、労働時間を短くすれば良いというわけではないと思います。
労働時間をいかに幸せにするかが本質ではないかと。