2024/7/19

【市場注目】ディスコ決算が示す「過去一」のAI盛り上がり

NewsPicks編集部 記者
AIの追い風が鮮明になった。
半導体製造装置のディスコは7月18日、2024年4月~6月期の連結決算を発表し、営業利益が333億円と、前年同期比97%増となった。
生成AI向けなど高付加価値の半導体製造装置が想定を上回る好調ぶりで、会社の業績予想を大幅に上回った。
需要動向をより敏感に示し、業績の先行指標となる出荷額は、四半期ベースで初めて1000億円を上回った。
半導体銘柄は、中国への貿易制限リスクが意識され、週明けから株価が急落している。
そんな中でのディスコの決算発表には、市場の注目が集まっていた。
決算説明会では、中国リスクに対する質問も相次いだ。
AIの追い風か、中国リスクか。
半導体業界で決算発表トップバッターのディスコの決算をレビューして、AIと半導体のこれからを探ろう。
INDEX
  • 売上高、Q1としては「過去最高」
  • 「価格2倍」で利益率UP
  • 市場は「中国リスク」を警戒
  • 出荷額は1000億円規模続く