2024/7/18

【基礎からわかる】どうして「ほぼトラ」で株高になるの?

NewsPicks編集部 編集者/記者
日米の株式市場が勢いづいている。
日経平均株価(225種)は、17日こそ終値で4万1097円69銭と前日比で下落したものの、今月2日以来、11営業日連続で終値では4万円台を維持している。
さらに株高が進行しているのが、アメリカだ。
16日のダウ平均株価(30種)は、終値で前日比742ドル高の4万954ドルと、過去最高値を2日連続で更新した
株高を支えているのは、アメリカのインフレの落ち着きと共に利下げへの期待が膨らんだことに加え、「トランプ有利」とされる米大統領選の情勢だ。
演説中の13日、銃撃されながらも力強く拳を振り上げた姿から、一部では「一気に優位に立った」との見方も出るトランプ氏。
そのトランプ氏が優勢となることで、なぜ株高に働くのだろうか。そして、この勢いはこの先も続くのか。
専門家の見解と共に、わかりやすく解説していこう。
INDEX
  • Q①:「ダウ最高値」の理由は?
  •  暗号資産から刑務所株まで⏫️
  • Q②:この勢いは、まだ続くの?
  • Q③:日本への影響は?
  • 市場に潜む「クラッシュ」リスク

Q①:「ダウ最高値」の理由は?

A)「企業寄り」の姿勢を鮮明に示すトランプ氏に対し、前回在任時同様の株高をマーケットが期待しているから