2024/7/16

【決算】Sansanは単なる「名刺の会社」ではなくなった

NewsPicks 金融ジャーナリスト
名刺管理サービスのSansanで「第二の柱」が急速に成長している。
同社が11日発表した2024年5月期の連結決算では、最終損益が9億5300万円の黒字に転換した。
前の期は1億4100万円の赤字だった。
主力の「名刺」以上に成長をけん引したのは、第二の柱である「請求書」。
請求書管理サービス「Bill One」の売上高は前の期比2.5倍超に急増した。
名刺と請求書の2本柱で収益基盤が安定してきたことから、同日、上限を3億円とする自社株買いを発表。
同社として初の自社株買いで「ストックオプションの発行や、権利行使による希薄化を考慮した株主還元の一環」という。
新たな経営フェーズに入りつつあるSansanを決算から読み解く。
INDEX
  • 安定した売上高
  • 「請求書」は今期100億円規模に
  • 株価18%上昇