ガザ南部、攻撃の死者90人に 標的のハマス幹部、生死は不明
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ハマースの軍事部門を22年に渡り統率してきたムハンマド・ダイフは、死亡している可能性が高いです。
これまでのイスラエル軍の作戦もそうでしたが、ハマースの重要人物を殺害するために100人ものガザ地区住民を巻き込んで殺害していますが、イスラエルにおいては問題視はされていません。ユダヤ人の間では祝賀ムードです。
ハマースはかたちのうえではカタールにいるイスマーイール・ハニーヤがトップですが、彼は外国にいて各国の要人と会ったり、資金調達するのが仕事で、ガザ地区の現場には何もできません。
ハマースが支配する唯一の領土であるガザ地区において、政治部門のトップはヤフヤ・シンワル、軍事部門のトップはムハンマド・ダイフです。
とりわけ戦時の現在は、ムハンマド・ダイフが最高指揮官といっていいでしょう。
ムハンマド・ダイフは、戦国時代の総大将とかではないので、ハマースの軍事部門は、組織としてはまだ機能します。
関ヶ原の戦いで徳川家康が討ち取られた、といったほどの致命的ダメージはありません。ハマースはもう少し近代的な組織です。第2次世界大戦中の日本海軍で、山本五十六が戦死した、くらいの衝撃です。
ただ、ムハンマド・ダイフに次ぐ軍事指揮官たちもあらかた討ち取られていて、すでに将官級は全滅、佐官級が2、3人残っているだけ、といった状態なので、指揮系統の再建だけでも手間取ります。
佐官級も全滅すると、ハマースの軍事部門は数万人が軍として連携して動くことは難しくなるでしょう。数十人ずつの小隊としては動けるでしょうが。
そうなると、イスラエル軍のハマース殲滅は、かなり捗るようになりますが、それでもさらに半年はかかるでしょう。
イスラエル軍が空爆 “少なくとも71人死亡” ガザ地区保健当局
https://newspicks.com/news/10263157/?ref=user_1125005
イスラエル軍が空爆 “少なくとも71人死亡” ガザ地区保健当局
https://newspicks.com/news/10263157/?ref=user_1125005ムハンマド・デイフという、ハマス軍事部門「カッサム旅団」最高幹部を狙ったとされる攻撃との事。ハンユニスやラファを空爆すれば巻き添え被害がこのような規模になるのは明らかで、イスラエルはそれで良いと思っているのだろう。
ガザ保険当局はハマスとの関係が深いとされるが、先々月の時点で死者3万5000、瓦礫の下の遺体が1万ほどと発表していた。これが過大なのか過少なのか、外から検証することすらできないが、事実なら1日に約200人が死んでいっている。
先日のウクライナの小児科病院へのミサイル攻撃と同じだが、許され難い暴挙が日常茶飯事になっている。チェチェンやシリアの例を見ると明らかだが、こうした暴挙に世界が関心を示さなくなることこそ、さらなる暴挙を容易にする。