マスク氏がトランプ氏に献金、巨万の富活用で24年選挙を左右も
AI要約
- 1イーロン・マスク氏はトランプ前大統領の支持を表明し、知名度の低い団体に献金した
- 2彼の影響力は増大し、右寄りの意見を支持し、民主党議員を批判する姿勢に変化している
- 3マスク氏はまだ2024年大統領選挙で候補者を公に支持しておらず、トランプ氏やバイデン氏の選挙活動に資金を提供することは想定していないと発言していたが、献金を決めたことは共和党にとって同氏が資金面で巨大な後ろ盾になる好機を示している
コメント
注目のコメント
トランプ氏はバイデン大統領のEV普及策を目の敵にしているので、マスク氏にとってはテスラへのダメージを回避する狙いもあるのでは。
いずれにしても大きな援護射撃になりそうです。今はバイデン大統領の高齢不安問題でもちきりですから、良い発表のタイミングを探っているのかもしれませんね。「ホワイトハウスへの返り咲きを目指すスーパー政治活動委員会(PAC)」
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変な訳ですが、PAC(political action committee)というのは、日本でいう政治資金団体のことです。
その中でも、米国でスーパーPAC(特別政治活動委員会)というのは、特定の候補や政党からは独立しているのを条件に、無制限に資金を集められる資金団体です。「スーパー」というのは、団体の規模が大きいとかそういう意味ではありません。
独立しているというのは、独自にテレビCMや広告を出してトランプ氏を応援することはできるが、トランプ氏陣営の人件費や経費などは出せない、ということです。
今回マスク氏が寄付したのは、そういう独立したスーパーPACの1つです。
マスク氏はこれまで「バイデン大統領にもトランプ氏にも献金しない」といってきましたが、スーパーPACへの寄付であれば、直接献金したわけではない、と言い張る根拠に使えます。アメリカの選挙は恐ろしいほどカネがかかります。テレビやネットでの広告宣伝に数千億円は必要なので、ユニコーン級のスタートアップくらいの資金調達力が必要ですね。さすが資本主義を代表する国です。