マクロン仏大統領、幅広い勢力で多数派形成目指す-極左と極右は除外
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国会の総選挙の後、単独過半数の政党が無かったので、政府与党が野党に工作して切り崩して引き込むことで、過半数を確保する、という、日本の政治から見てもごくわかりやすい光景です。
切り崩しの対象は、第1党になった左翼連合です。
「第1党」といっても、メランション派(最左翼)、共産党、社会党、環境派、その他地域政党などが、総選挙の直前に連合を組んだもので、長年、左翼特有の左翼同士の対立関係にあります。
切り崩しは容易です。
マクロン大統領としては、政府与党の強みで金やポストを提示して、メロンション派以外、社会党などを切り崩して引き込めばいいことです。
左翼連合内部はさぞや揉めて、裏切者などと罵倒が飛び交うでしょうが、なおさら切り崩しが容易になります。
得票数では第1位だった国民連合は、このゴタゴタに付き合う必要はなく、距離を取って次の大統領選挙を待てばいいことです。まあ、極左と左派(新人民戦線)が混乱している中で、マクロン党(Ensemble)と中道右派(共和党)が主導する多数派を作ろうという思惑があるのだろうが、トップに立ったのは新人民戦線なので、なかなかまとまらないだろうな…。