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米国株式市場=S&P・ナスダック最高値続く、エヌビディアが高い

Reuters
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  • 齋藤 正勝
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    (株)トレードワークス 東S(3997) 代表取締役社長

    きょうのNY株式市場でダウ平均、ナスダックとも方向感のない展開が続きました。
    本日はパウエルFRB議長の議会証言が行われたが、米株式市場は波乱なく通過しています。

    議長は「もっと良いデータがあればインフレへの信頼高まる」と述べ、更にデータを確認したい姿勢を強調。
    「緩和が早過ぎたり、多過ぎたりすると、インフレの進展に悪影響を及ぼす可能性がある」とも述べました。
    このところの指標がインフレの落ち着きや景気減速の兆候を示していることから、一部にはハト派に傾斜するのではとの見方も出ていましたが、その雰囲気はなかったです。

    想定範囲内でもあったことから、米株式市場の反応は限定的に留まった模様。
    短期金融市場では年内2回の利下げと9月利下げ開始予想で変わらずとなっています。

    「労働市場は弱含みで推移しており、パウエル議長は注意を払い始めている。議長は政策が制限的であり、インフレに進展があることを認識している。これは、年後半にパウエル・プットを行う下地を作る可能性がある」との見解も聞かれました。

    金利もVIXも上がりはしましたが落ち着いており、中立スタンス継続です。
    取り敢えずCPI待ちですね。


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