この連載の記事一覧
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次のアジア発国際機関と目されるAMROとは
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シンガポール:「建国の父」が遺したもの
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雲南国境「侵犯」事件、ミャンマーがのぞかせる対中距離感
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記事で指摘の通り、憲法上のハードルがあり実現は難しい。しかし、スーチーは70歳。ミャンマーが新しい時代を迎えるには、カリスマに頼らない国作りをできるようにすることも大切。
総選挙すらボイコットするのではないかという話も合ったが、最近の報道では総選挙には参加する見込み。理論的にはスーチーは国会議員となり、首相となることは可能。
・軍人枠について
何もしなくても25%を議会で占有するというのは強烈。与党としてはあと26%獲得すれば、軍と協力して実質上の単純過半数。逆見れば、スーチー率いる野党NLDはかなり大勝する選挙をしないと政権奪取はできないという現実。ここが見所。
・軍政へのよりもどしの可能性
仮に選挙でNLDが勝利しても、いきなり軍はクーデターなどを起こさないと思う。世論の動向を見極めて当面は静観するだろう。軍幹部はインテリも多い。今の世の中の流れは理解している。自分たちの利権をどのように温存するかを考えながら行動する。ただし、軍の権力闘争などが絡んでしまうと、動きは予想しがたい。
・政策について
私が去年、3年前とミャンマーで調査をしたとき、企業からは現政権維持を望む声が多かった。理由は政策の継続性。確かにビジネス上、それはわかるが、長年の軍政下で国にかなりのダメージがあることは間違いない。外国人の勝手な意見とも見える。現与党はイコール軍ではないものの、国民のなかには新しい流れを望む声も大きい。ただし、この「声」が全国規模でどのぐらいの広がりがあるのか、はかりかねている。都市インテリはNLD支持が多いが、地方都市や農村までそうかというと、確証はない。
この記事は、これから選挙を迎えるミャンマーを見る上で、基礎的な知識がおさえられていてよいと思います。あとは、現地の人の声も複数の立場から紹介してもらえると更に深いところが理解できるので期待したいです。
ミャンマーは各国からの投資が拡大している最中と思うが、経済にとって治安や政治の安定性はリスク管理の点で非常に重要。民政移管後初の総選挙でさらなる前進を期待。