三菱ＵＦＪ銀行員、親族らにインサイダー情報漏えいの疑い－報道
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証券取引市場のシステムを破壊する行為ですから、事実であれば、企業の根幹を揺るがす可能性がある問題に発展します。（すでに処分対象になった事案「上場の主幹事を取りやすくなるように準備する」とは問題のレベルが異なります）
「証券と銀行が未公開情報を共有していた」という報道が最初に出たとき、以下のコメントをしました。
「企業の経営戦略に関わる非公開情報を顧客企業の同意を得ずに共有していた」ということですが、漏洩させた企業情報の質次第では、「グループ証券会社はその情報をもとに顧客企業が発行する株式のインサイダー取引に使う」ことが可能になります。
（中略）
監督庁には、上記のような懸念を念頭に置いた、詳細な調査が求められると思います。推定ながら、今後世間を揺るがすレベルの「甚大な影響」に発展する可能性もあるため、この報道に関しては要注意だと思います。
「三菱UFJ銀行など3社に行政処分行うよう金融庁に勧告方向で検討」（NHKニュース 2024年6月7日）
https://newspicks.com/news/10092003/?ref=user_1310166
注目のコメント
先日の業務改善命令の中でも、職員が、職務上知り得た顧客情報をもとに、配偶者名義の口座を使って、業務時間中に数千回もの有価証券売買をしていた事実が認定されています。業務時間中に、業務外のことをしている職員を管理できていないことからして、組織管理上の大問題です。経営陣の責任明確化が待たれています。
インサイダー取引規制は、結構厳しいです。
金融機関と同じくらい公認会計士も厳しいと認識していましたが、最近の銀行は人手不足もあり、脇が甘くなっているのでしょうか？
NISAで、個別株ではなく投資信託が推奨されるのも、それなりの企業に勤めていれば、いつインサイダー情報への接触リスクがあるか分からないからだと、個人的には理解しているくらいです。
いずれにせよ、メガバンクに勤めていて、短期売買をするのは疑ってくださいと言っているようなものです。絶対あるあるなんだよな。
スワロー便のエスライングループ、創業家のMBOで上場廃止へ（なお、株価は公表前から不自然すぎる値動き）
https://kabumatome.doorblog.jp/archives/66022049.html
「なかったコトに！」のグラフィコ、公開価格より安値のTOBで上場そのものをなかったことに（なお、株価は公表前から不自然な値動き）
https://kabumatome.doorblog.jp/archives/66020234.html
給与計算屋のペイロール、公開価格と同値のMBOにより上場約2年半で上場廃止へ（なお、株価は公表前から不自然な値動き）
https://kabumatome.doorblog.jp/archives/65981753.html
