2024/7/8

【大激白】新トップが描く「強いドコモ」復活のロードマップ

NewsPicks編集部 編集者/記者
今年6月、NTTドコモの新社長に異色の人物が就任した。
前田義晃、54歳。大学卒業後、リクルートに入社し、2000年にドコモに転職した後は、携帯会社の「本業」とも言える通信分野ではなく、iモード事業や金融などの非通信分野をメインに歩んできた。
前任者よりも12歳も若く、さらに生え抜き主義が強いNTTの主要グループで初めての「転職組」トップとなる。
競争が激しい携帯業界で、シェアは未だにトップとはいえ、かつてのような「絶対的王者」とも言える存在感は薄れ、NTTグループ内からも「ドコモは本当に大丈夫なのか」との声も漏れる。
そうした中で、絶頂期と、利益額でKDDIやソフトバンクの後塵を拝した「停滞期」を両方知る男は、どのようなサービスを作り上げる道筋を描いているのだろうか。
NewsPicksが、前田氏を直撃した。
INDEX
  • あえて「当たり前」を掲げる意味
  • 「やり抜く覚悟」を持ち続ける
  • 金融に次ぐ隠れた「経済圏のキー」
  • クレイジー社員よ、出てこい
  • 「画一的」端末も魅力あるものに
  • ドコモ流「新時代のワクワク」創出術

あえて「当たり前」を掲げる意味