【山口周×為末大】ジョブズとゲイツに通じる「成功」の条件
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注目のコメント
おもしろかったです。
為末さんの問いに対し、さまざまな角度から、知識と経験をもとにした論をお話しくださる山口さん、そこからさらに質問を繰り出し議論を深める為末さん。横でお聞きしていて、幸せな時間でした。3日間よろしくお願いいたします。アンディ・ウォーホルがいうとおり、「しかるべき時にしかるべき場所にいること」も大切ですが、加えて、「しかるべき人」に合うことも、才能が世に認められるには必要なことだと思います。
ゴッホやニーチェの一生を考えると、まさしくそうだと思います。
ある人物が活躍できるかどうかは、その人個人によるところもあると思いますが、それ以上に、その人物を活用するシステムが組織なり社会なりに備わっているかどうかにも、大いに依存すると思います。
塩野七生さんの指摘は、鋭いと思います。
「
<塩野>まず大前提を言えば、私は今の日本は人材不足だからリーダーが出てこないとは思いません。人材はいつの世の中にもいるんです。
<PB>日本にも、隠れた人材はいると?
<塩野>問題は、人材がいてもそれを活用できなくなっているところにある。国家に限らず、どんな組織でもそれは同じですね。興隆期には人材を発掘し、活用するメカニズムがうまく働いているのだけれども、それが衰退期に入ると機能不全を起こす。
」
【出典】
PLAYBOY:Japanese Official Website/Rabbit Mansion/Interview
https://www2.shueisha.co.jp/m_playboy/member/interview/shiono.html
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肩書も、「信用」を表したものとも言えるので、自分が仕事をしやすくなる肩書を語ればよいと思います。無名の人間は、社会的認知度が低く信用力もないので、自分を信用してもらう第一歩として、肩書は持っておいたほうがいいと思います。
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コーチに関しては、相性がものをいうので、必ずしもつけたほうがよいとは言い切れないと思います。
私は、ある知り合いがコーチングをするというので頼みましたが、自分が立てた目標について「もっと大きな目標を持て」と言われ、最初から否定されました。
そのコーチには、自分の理想があり、その理想が唯一の解であり、ほかのあり方や方法を認めないところあったように感じられました。
こういう「俺についてこい」的なコーチングもあり、合う人もいるのかもしれませんが、私には合いませんでいた。
実際、その人のコーチングを止めてからの方法が実績が出たので、コーチの相性の良し悪しはあるのだと思います。「能力があるとか、ないとかって呼んでるものは、環境とのフィット加減」というのは、鋭い視点ですね。
IT業界のレジェンドの共通点は1955年生まれの西海岸育ちというのも面白い。
アンディ・ウォーホールの言葉からも、能力や才能があっても、それを開花させる時代と場所があわさってのことというのがわかります。
日本という国の中だけでなく、自分の能力を生かせる場所はどこかと考える視点は、キャリアを考えるうえで必要かもしれませんね。