2024/7/7

【やる気が出る話】いい仕事とは、結局何なのか

NewsPicks編集部
1987年に出版され、全世界で累計200万部を突破した書籍『ビジネスを育てる(原題:Growing a Business)』
2005年に日本版が出版され、長らく絶版になっていたが、今年の春に復刊した
園芸ガーデニング商品の小売業で成功を収めた起業家、ポール・ホーケン氏が手掛けるビジネス書で、スモールビジネスのバイブルとして世界で読まれている。
本書の特徴は、パーパスという言葉が叫ばれるはるか前から「ビジネスの目的はスケールではない。小さくても、自分自身や、表現したい世界観を大切にし、じっくり育てることだ」と主張していることだ。
前編に引き続き、本書の翻訳者であり、自身もマーケティング企業を経営する阪本啓一氏と「良い仕事、良いビジネスとは何か」を考えていこう。
*前編のインタビューはこちら。
INDEX
  • 寒い朝に、それでも起きる理由は?
  • 無理せず、自然体で業績アップ
  • 結局「良いビジネス」とは何なのか
  • 生物や植物の成長にヒントがある
  • 「マップメーカー」であれ!

寒い朝に、それでも起きる理由は?

── 前編で「ビジネスは自分自身を表現するものだ」と伺いました。一方、自分自身や、自分のやりたいことがわからないという人も少なくありません。
そう思います。普通に働いていて、「これが、私が表現したかったものだ!」と思う瞬間というのは、そう頻繁にはありません。
そこで、シンプルにもっと考える方法があると思います。