ハリス副大統領が最有力候補、バイデン氏選挙戦から撤退なら=関係筋
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なぜハリス副大統領かについて、米ウォールストリートジャーナル紙が書いています。
●WSJ「バイデン氏撤退ならハリス副大統領が最有力、なぜ」
https://jp.wsj.com/articles/why-kamala-harris-would-be-bidens-likeliest-replacement-cd88125d?mg=prod/com-wsj
同記事から気になる箇所を抜粋します。
〇 ハリス氏はバイデン氏の伴走者として、バイデン陣営が既に集めた資金を使うことができる。また、影響力のあるジム・クライバーン下院議員(サウスカロライナ州)など、一部の主要人物からの支持も得られるだろう。
〇 ここ数カ月、ハリス氏は政権内でより公的な役割を果たすようになり、その一環で国家安全保障分野への関与も強めている。
ハリス氏はインドやジャマイカにルーツを持ち、検察官を務め、上院議員として活躍したあと、バイデン政権で初の女性副大統領として就任しました。
同性婚の推進が自身のこれまでの最大の業績と述べると共に、黒人・女性差別問題も訴えてきましたが、政治家としての実行力については賛否あります。
米外交問題評議会のベン・ステイル氏は、副大統領として「3年も時間がありながら世界での米国の役割をめぐる考えも明確でなく、重視する公民権や移民の問題も動かせていない。大統領の器でない」と厳しく評価しています。
●日経新聞「ハリス副大統領は化けるか 先達トルーマンに学ぶ道と壁」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD173BB0X10C24A3000000/
大統領選の争点のひとつである移民問題についても、何故移民希望者で溢れかえるメキシコ国境を視察しないのかというメディアからの質問に「ヨーロッパもまだ訪問していない」と的外れな応答をし、批判を浴びました。
知名度は一定程度ありつつも、実績が評価されておらず、社会的にはマイノリティ出身の彼女を大統領候補にしてトランプ候補に勝てるかどうか、民主党内での議論の行方が注目されます。ハリス副大統領は、色々な意味で、4年前に自分が何故副大統領候補になったのか?も含めて、民主党に迷惑をかけている…という自覚はあるのでしょうか?