日銀試算の需給ギャップ、16四半期連続マイナス-1~3月
Bloomberg.com
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需給ギャップの計算はややこしくて政府と日銀の試算結果も時として分かれるようですが、完全雇用状態で人手不足が喧伝される我が国で、需要不足をことさら強調する最近の風潮に違和感を感じないでもありません。
政府と日銀がどれほど需要を作っても、日本が生み出すモノとサービスに魅力が無くて国内の生産設備が使われず、不足分が輸入されて売られるだけなら需要不足は消えません。人手不足が深刻化するなかで、またぞろ需要不足分だけ財政支出を増やせなんて話が出て来ることがないよう念じます。
需要不足を持続的に解消する最善の方法は、イノベーションを起こして世界が欲しがるモノやサービスを産み出して、真に効率的で役立つ設備を整え、世界の需要を取り込んで我が国の生産力をフルに使って生産することに尽きそうな・・・ (・・;物価の方向性を決める最も重要な経済指標がこれだといっても過言ではありません。これがマイナスという事の意味は、日本にはまだデフレ圧力があるという事です。足元のインフレは、円安で輸入価格が上がったことによるものです。これを日銀植田総裁は第一の力と呼びました。一方、需給ギャップからくるインフレ圧力である第二の力は、まだ弱いどころか、デフレ圧力なのです。