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イラン大統領選、決選投票へ 7月5日、改革派と保守強硬派

共同通信
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  • 塩崎 悠輝
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    イランの大統領選挙は、第1回投票で過半数を取った候補者がいない場合、上位2名での決選投票になります。
     今回は、
    1位 ペゼシュキアン氏  44.40%
    2位 ジャリーリー氏    40.38%
    3位 ガーリーバーフ氏   14.34%
    だったので、1位と2位の決選投票になります。
     決選投票は7月5日です。

    ペゼシュキアン氏は医者でハターミー大統領の時の保険大臣。
    ジャリーリー氏は外交畑が長く、国会議長なども務めました。
    ガーリーバーフ氏はキャリアの中ではテヘラン市長を長くやりましたが、もともと革命防衛隊の幹部で、今は国会議長です。

    決選投票になると、3位のガーリーバーフ氏が取っていた票は、ほとんどはジャリーリー氏に流れるでしょうから、そうなるとジャリーリー氏が有利でしょう。
     ただし、第1回投票では投票率が40%と低く、もし決選投票で投票率が跳ね上がり、そのぶんの票がペゼシュキアン氏支持なら、ペゼシュキアン氏の勝ち目もあります。


  • キアラシ ダナ
    NewsPicks 記者

    強硬派のジャリリは2013年から選挙に出ては負けているという、イランウォッチャーの間では「お馴染みの強硬派」の1人。政権中枢にずっといる一方でイラン大統領としては小粒な感もある人。一方のペゼシュキアンは改革派とはいうが、イランでもそこまで知名度がないのではないか。それでも改革派のペゼシュキアンが一位になるあたり、あまりにも現体制への不満が高まるイラン社会を反映した選挙にはなっている。


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