住宅ローン変動金利、大手維持 auじぶん銀は初の上げ
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3月の金融政策の変更を受けて政策金利(無担保コールローン翌日物金利)はマイナスからプラスに変わりましたが、その後は0.077%~0.078%で殆ど変わりません。マイナス金利からの上昇幅も0.1%に届かぬ程度です。
これを受けて銀行は預金金利を引き上げましたが虫眼鏡で見ないと分からない程度の変化でしすし、貸出金利も、企業相手に引き上げ交渉はしているものの、基準となる短期プライムレートを据え置いていますから、引き上げ幅は高がしれていそうです。もともと適用金利がかなり低かったauじぶん銀行がこの機に大手行、それも金利低めの大手行に近いところまで戻しただけで、大手行が不変というのはそのあたりの事情が背景であるように感じます。
3月の金融政策修正は日銀自身が株式(ETF)や不動産(REIT)を買う、長期金利をコントロールする(YCC)、マイナス金利政策をとる、といった非伝統的手法から政策金利を中心とする伝統的政策に戻したという意味では大きな変更ですが、政策金利の引き上げ幅は小さく、YCCをやめると言いながら国債を従来通り買うと宣言して実態的に長期金利も低く抑えていますから、経済に与える影響は僅少でした。だから住宅ローン変動金利もこの程度の動きにとどまっているのです。
日銀は7月に政策金利を上げるのか、はたまた9月になるのか、7月に国債の減額計画を発表する(→長期金利の上昇につながる)と言っているがどの程度の規模になるのか、といったことが注目されている所以です。
変動金利ローンは将来の金利変動リスクを借り手が取るローンで、固定金利ローンは貸し手が取るローンです。変動金利ローンの金利が固定金利ローンの金利よりかなり低いのは、このリスク相当分のコストを借り手側が負担していないからで、変動金利ローンを既に借りている人が取ったリスクを実感するのは、まだ先の話です。円安とインフレ圧力に晒された日銀は、この先どのようなペースで金利を引き上げるのか。変動金利ローンを借りている人達には気になるところでしょうね・・・ (・・;au自分銀行だけ金利引き上げという事だけど、元々この銀行は極端に金利が低かったのでね。
引き上げたとしても他銀よりも低い。
一時はどこまで下げるのかと思っていたので、今回の引き上げは自然な流れ。【只今一言】少しずつ正常化、とは言え個人にとっては
痛い話だ。
中長期で見れば、立地がかなり良くないと住宅の価値が上がるトレンドではないと考えると、金利上昇は痛いなぁ。