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住信SBI、金利上昇リスクに備える住宅ローンに商機。「固定50:変動50」人気じわり

Business Insider Japan
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  • 辛坊 正記
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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    固定金利住宅ローンは金利変動リスクを融資する側が取る商品で、変動金利ローンは借り手側が取るローンです。変動金利ローンの金利が固定金利ローンより低く設定されるのは、このリスクをヘッジするコストを貸し手側が負う必要がないからで、この点を考慮に入れると、低金利の変動金利ローンが高金利の固定金利ローンより有利とは必ずしも言えません。

    「固定金利を選ぶのは銀行勤務や国家公務員など金融リテラシーの高い人が多かった」というのは、こうした人たちは将来の金利変動リスクを織り込んで、両者の功罪を冷静に判断しているからだろうと感じます。固定50:変動50にすれば家計側が負う金利変動リスクが半分になりますが、リスクが完全に消える訳でなく、要は、金利変動リスクのヘッジコストを半分だけ家計側が負うことを選択するに過ぎません。

    大切なのは、自分の家計が将来どの程度の金利変動に耐えられるかを冷静に見極めて、金利変動リスクを負う代わりに金利が低い変動金利ローンと、金利変動リスクを貸し手に負わせるのと引き替えに高めの金利を払う固定金利ローンとを、どのように組み合わせるかの判断です。50:50というある意味中途半端な選択で、必ずしもベストであるとは限りません。

    半々というのは、なにかにつけて納得しやすいですけどね f(^^;


  • 江頭 浩
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    C+E建築設計事務所 代表

    「もともと固定金利を選ぶのは銀行勤務や国家公務員など金融リテラシーの高い人が多かったのですが、…後略」
    銀行勤務や公務員ではなく自営業で金融リテラシーが高いわけでもないのですが、固定金利を利用しています。

    超低金利がいつまでも続くとは思っていなかったし、個人事業主なのでこの先柔軟な借り換えができるとも思えなかった。
    であれば、とっととリスクを固定しちゃって、安心した方が良いなぁ、との考え。
    周囲(妻さん含めて)からは「バカじゃない?」とか「もったいなくない?」とか言われましたが、不安定な個人事業主がリスク確定できる安心感は、本当に大きい。
    調子が良い時に繰り上げ返済を利用して、返済期間をできるだけ短くするという考えです。
    金利が変動することで家計のバランスが壊れるような資金計画の方が、個人的には怖い。

    上記は、私の個人的な考え。
    個人の事情は様々なので、各々で考えて、自分で結論を出すのが良いかと思います。


  • Adachi Kenichi
    IT関連

    財務三表で家計を考えれば自ずと答えは出ると思います。

    私の場合、年収倍率が低かった(ローンの額が小さかった)ため金利上昇リスクのヘッジコストを支払うことにして固定金利を選択しました。

    イギリスではヘッジファンドの国債空売りに負けて金利を上げた事例もありますし、米国では一年間に5%以上の金利が上昇しましたし、日本の30年前の住宅ローン金利は5%を超えてました。
    さらに日本円の価値が目減りしていくなら借金の価値も実質下がります。低い金利でのんびり返して余剰資金は分散投資するのが良いと考えています。

    世の中の専門家さんたちは日本は多くが変動金利だから、政府の国債発行額が大きいから、少子高齢化により消費が伸びないから、金利は上がらないとおっしゃいますが、私からすると、なぜそれで変動を勧めるのか理解に苦しみます。本来金利は誰にも予測できないものであるはずです。

    125%ルールの話をする不動産業者も無責任と感じます。半年おきの金利見直しルールの方が留意すべき内容と思います。

    スタグフレーションの場合、金利は上がりますが賃金は上がりません。

    インフレになったら賃金も上がるはず、と言う論理は楽観的すぎると感じます。


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