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NewsPicksのセールス部門を対象にした採用イベントを7月17日(水)19時からオンラインで実施します。
ゲストはスタートアップ企業のブランディング施策から、卓球日本代表、富山県のリブランディングまで、幅広く支援するニューピースCEO高木新平氏。
テーマは、ブランディング及びリブランディング。歴史の浅い企業、また歴史はあれどブランディングに力をいれてこなかった企業・行政がどうビジョンを定め発信すればよいのか、またメディア活用のエッセンスについても伺います。
自身が顧客を支援する領域を、拡張したいと考えている方の参加をぜひお待ちしています。ブランディング・・・
とりあえずモノトーンかアースカラーかで固めて
とりあえずミニマルな感じ出して
とりあえずゴシック系フォントのロゴにして
とりあえずエモそうなキャッチコピーつけて
とりあえずプロダクトを間接照明で照らしとけ
みたいな、「そんなの今どき地下鉄の駅の内装の改装だってその程度のことやってるわ!」という、ガワしかやらないブランディングが多すぎる。
この手のデザインはシンプルが故の難しさがありまして。
デザイナー側にもセンスが求められる。
デザイナーにオファーする側にも「当社ブランドはかくあるべし」という突き詰めた意思が必要。
予算に覚悟がないと細かい粗が悪目立ちして逆に安っぽく見えてしまう。
きれいにデザインしたものを経年劣化ではなく経年変化にもっていかないといけない維持管理レベルが求められる。
といったら、かなりの諸刃の剣でありまして、そこを理解した上で進めていかないと、小綺麗なハリボテに見えてしまう。
特に足りないのは「意思」でして、口ではブランディングによって今とまったく違う市場に向け、今とまったく違うプロダクトが生まれても、それが成長につながるなら歓迎する、そういう取り組みが生まれることを期待する、って言うわけですよ、経営者が。
で、いざそういうコンセプトで提案したら、事業リスクを過大評価するとか、当社らしくないとかいう、「それって●●専務の感想ですよね?」がいっぱい出てくるわけです。
結果、ブランディングをやった後の方が、期待からの落胆という減点要素が加わって、社員の疲弊が進むと。
このパターンに陥らせるだけの経営者が「当社もブランディングを」と言い出したら、全力で止めましょう。ろくなことにならないので。特に、見栄っ張りな経営者には要注意です。知ってほしいことをつくるのには一所懸命なのに、知ってもらうことにかける労力はそれほどじゃない。
だから、素晴らしいブランディングが、誰の目にも止まらいまま埋もれていく
この記事の著者 / 編集者
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