【田端信太郎】モノ言う個人株主の「ド正論」が怖すぎる
- 田端氏の主張
- 相手にされないキワモノ
- 実は個人は強い
- 変わったJTC、変わらない成長企業
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従来アクティビストは、自社で運用するファンドを後ろ盾に、所謂古き良き大企業に対して個別ミーティングにてその体質改善の指摘をするケースが大半です。対して田端氏は、個人の資産でSNSを活用してグロース銘柄に意見するという、時代に合いつつも稀な存在です。
根本で考えなければいけないのは、グロース株に求めるのは筋肉質な経営か、世界を変えるイノベーションかということ。グロース株への期待が変容している過渡期であることは否めません。
田端さんには少し怖いイメージがあったのですが、お会いすると丁寧で理知的な方でした(もしキャラづくりの邪魔であれば申し訳ないですが)。実は田端氏のような「モノ言う個人株主」はすでに先例があり、しかも飛んでもない成果を上げています。今後のトレンドを感じさせます。田端氏のインタビューを含む個人アクティビストの台頭については、柳橋ディレクターとの動画にて7月3日(水)に配信する予定です。
「個人の意思を集める個人アクティビストは、ファンドの運用残高という制約がない。正論であればいくらでも賛同する株主を集められる」という指摘は(田端氏のものではないけど)その通り。実際、アメリカExxonMobil、電子タバコJuulを動かしたのは超弱小株主でした。
ただ、少なくともここにあるメルカリへの提案にはただ「儲かってないものはやめろ」と言っているだけの感があります。株価が今日の利益と将来の成長性の掛け算である以上、後者への提案がないのは人を動かしません(これは政治の世界も同じかと)。
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