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東京海上HD、HCC買収の背景と影響を分析

SPEEDA | SPEEDA総研
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  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    東京海上が先週発表したHCCの買収。過去の買収や、今回の買収のバランスシートへの影響含めて分析してみた。
    今回が4件目で最大の案件。買収案件リストとその一株利益への貢献の図を連続して載せている。これまで3社の買収金額合計が約8000億円で利益寄与が133円分(のれんは3000億円程度だろう)、今回が9400億円で利益寄与50円、のれん5600億円。併せて見ると、今までの買収巧者っぷりが印象的。特に2008年12月のフィラデルフィアは発表8月と金融危機の前で完了12月。タイミングとして意図していたか分からないが、結果論かなりプラスに効いてる。
    一方で、やはりこの規模の買収は、のれん含めてBSへの負担が大きい。特に金融業界は損保も規制があり、そこまで含めた実質を簡易的に考えてみた。利益が載っているうちに政策保有株の売却で資金捻出しないと、株式市場が下がったときに自己資本自体も縮小して、比率への影響が大きくなる。PMIと平行して資本政策(そして背景となる数値のソルベンシーマージン)も注目だろう。
    なお、SPEEDAで過去1年、最も強化してきたのはM&A機能。投資銀行出身の現場担当者の「これがあると実務に助かる」をどんどん入れて、まだこれからも進化させていく予定。トライアルに加え、来月のセミナーも末尾に紹介させてもらっているが、興味ある方は是非申し込み頂ければ幸いだ。

    <追記>AKIさん、ご指摘有難うございました!
    ammennilさん、財務諸表原本のまま(包括利益の「その他有価証券評価差額金」の金額調整せず)で計算しています。
    四方さん、一般論のM&AとしてFCFに注目すべきというのはその通りだと思います。ただ記事にも書いた通り、金融業界は資本規制の影響があります。今でも金融危機後、世界だけでなく日系金融機関の増資ラッシュも記憶に新しい所です。なので、BSはより注目すべきと考えています。なお、経常利益・コンバインドレシオの推移からも、のれん減損リスクという点ではammennilさんもコメントされている通り標準偏差も小さく、心配していないです。
    Okaさん、いつも「違う角度」からの補足的なコメント、とても参考になりますし有難うございます!<追記終>


  • ビジネス・ブレークスルー大学学長 、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長

    東京海上HDはわりと今までも活発にこういったM&Aをやっています。今回はこのようにテキサスの専門インシュアランス会社を買いましたね。東京海上は過去にフィラデルフィア、デルファイなどをかなり派手に買っており、今回も合わせると合計で約1兆7000億円になります。

    過去の日本の金融機関の海外M&Aを見てみると、三菱UFJは、タイのトップクラスの銀行であるアユタヤ銀行を買いました。これはすべてM&Aをしたわけではなく、マイノリティの出資をしています。

    いずれにしても日本の金融機関は今、カネが余っています。だから今はこのように買っていますが、長い目で見てなんとかものになったというのは、三菱UFJの前身の東京銀行がアメリカで買っていた、ユニオンバンクくらいだと思います。今それが非常に大きな貢献をしているので、三菱が海外で儲けているというふうに言われるゆえんです。


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    金融・企業財務ピッカー / 京都大学大学院在籍

    分かりやすかったです。

    費用率を示すHCCのcombined raioは長期に亘り安定してほぼ80%台で、これは大変高い収益性と言えます。
    なお、東京海上の国内損保事業におけるcombined ratioは2015/3期に90.6%(2013/3期ではほぼ利益の出ない99.6%という水準)であり、足元では大分改善してきているものの国内自動車保険などの競争の激しさが伺えます。

    ---
    Katoさん、早速のご対応ありがとうございました。


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