【図解】ニッポンの会社を大改造。「物言う株主」はここまでやる
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かつては「ハゲタカ」とも呼ばれた、物言う株主、またの名をアクティビスト。大量の株を取得し経営権を会社から奪おうとしてきた頃から、配当や自社株買いの要求に終止していた時代を経て、ガバナンスや戦略といった経営の中枢にまで入り込む提案をする投資家へと姿を変えてきました。
アクティビストってニュースでよく見るけれども、どんな人たち?彼らは何をするの?結局、会社は変わるの?今週のNewsPicksでは、そんな疑問にお答えするコンテンツをお届けしていきます。しっかりと対話できる経営陣であれば、良いパートナーにもなり得ます。一方で、そうでない場合、単に株価対策のためにキャッシュアウトが続けさせられるだけのことになってしまいます。それは、果たして会社の未来のためになっているかというと疑問符です。
つまり、会社経営として考える時間軸は10年〜30年くらいのロングスパンである一方、アクティビストは長くても5年位を目安にしていると思われます。
もちろん、本当にロングスパンで経営を考えているのか、という事もあります。
しかし、一方で論理に還元し尽くせないその組織固有の纏うものもあり、それを合理的に説明する事は困難であったりもします。だからアクティビストが必要なのだ、という言い方も出来るでしょうが。
しかし、現実的には、この時間差がプラスに噛み合うように経営しなければならない時代に来ているのかも知れません。今週は株主総会のピーク週です。3月決算企業は5月半ばまでに決算を発表し、その結果を踏まえて総会の招集通知を作り、株主の手元に封筒で送ります。今週は、この封筒を持ち、株主が総会の会場に足を運ぶわけです。
投資をしていなければ何か遠い話に聞こえますが、たとえ最小投資単位100株しか持っていなくとも、律儀に封筒は届き、平等に出席できるので、そんな遠い話でもありません。
株主総会という株式会社の最高意思決定機関までに、アクティビストたちは自分の意見を通すために様々な動きをします。今回は、彼らが何をしているのか、その動きも含めて図解でまとめました。