[3]じわりと普及の進む仮想通貨、本命は“Bitcoin 2.0”?(FinTechはどこに向かうのか)
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注目のコメント
ブロックチェーン技術が決済で必要とされている理由は、ただひとつ。
金融インフラの抜本的変革です。
従来的なトランザクションネットワークでは、機関毎に持つ帳簿を一度、クリアリングハウスに送り、中央管理でネッティングして帳簿の付け合せを行うんですね。
一方で、上記記事にもある通り、分散的な元帳であるブロックチェーンは「AからBへ資産を◯◯単位送る」という契約を、Aが記述してネットワークにブロードキャストする仕組みになっています。
この契約情報は、信用が不必要な不特定多数の参加者によって検証・承認が行われ、ひとかたまりのブロックとして鎖状に連鎖していく。
これが何を意味するかというと、金融機関が帳簿データを送信するために現在必要とされているクリアリングハウスがいらなくなるということ。
特に、巨額の信用を扱う金融機関ではこういった清算プロセスのために一時的な「待ち」が発生することは非常に大きなリスクで、リスクヘッジのためのコストは当然消費者に降りかかってきます。
ブロックチェーンが解決するのは、こういった金融システムのより根本的な問題です。
サンタンデール銀行が公表したレポートの中では、向こう7年の間にブロックチェーン技術は銀行システムに統合され、2兆円以上のコスト削減になるとの調査結果が出ています。ブロックチェーンの技術は面白いけど、集中管理的なクラウドサービス化の流れの中で何で決済処理だけ分散処理する方が効率的だと思うんかね?Bitcoinなんてネット神話にすぎんでしょ。
オペレーションをネット化することによる人件費カットをのぞけば、決済処理における事故率の違いが決済コストを左右するわけだけど、はじめにデポジットするならP2Pよりどこぞのネット業者による集中管理の方がよっぽど効率的だとおもうんだけどな〜。
ブロックチェーンによるP2P型決済処理がネットオリジンな集中処理型決済業者よりもコスト安くオペレーション出来るというならそのロジックは何か、誰か説明して欲しい。安全資産が欲しいのなら、Bitcoinでなく米ドル。世界一の軍事力と経済力を持つ米国の約束以上に信用できるものはない。イスラム過激派テロリストを含めて世界中の人が米ドルを欲しがっているのがその証明。
Bitcoinは国民国家を越えた通貨の新しい形と心躍らす人は、時代が違えば共産主義にハマるような方。現実を見ましょう