東大が開発、「腕や頭にしがみつくドローン」が面白い
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「腕や頭にしがみつくドローン」という、一風変わったドローンが発表されました。
こちらの発表は、つい先日も「飛行中に合体・分離できるドローン」というユニークな研究を発表した、東京大学大学院の情報システム工学研究室の取り組みです。どちらの開発・研究も修士課程の生徒によるもののようです。(今後の参考のために論文に載っているフルネームをメモ:宮道 彩乃さん、杉原 惇一朗さん)
なんだか急に東京大学からドローンの研究発表が増えたような気がしたので調べてみると、どうやら平成30年まで同研究室の岡田慧教授のもとで研究していた趙漠居先生が、ご自身の研究室(通称: Dragon Lab)を東京大学大学院工学系研究科に設立したことがきっかけのようです。
趙先生が6年以上前からやっていたドローン研究の系譜を受け継ぐような研究で、とても独創的で面白いです。
趙先生が博士課程の時に取り組まれていたDragon Droneは、趙先生が憧れていた龍を作りたいという気持ちがオリジンとなっているのも素敵です。そして当時の研究が、今では研究室の名前になっているのもすばらしいです!
当時の発表の映像: https://www.youtube.com/watch?v=uje6iUBbkwM&t=156s
民間のドローン開発では中国メーカーとだいぶ差がついてしまいましたが、まったく異なるアプローチの東大発のドローンテックが産業利用につながったら面白いと思います。これからも動向が気になる研究室ですね。着地場所の自由度は上がりますね。
しがみつければ、割とどこでも良い。(実際はそう簡単ではないかもしれないけど)
離陸時の姿勢が水平ではなく垂直になっている場合、そこから離れて、かつ安定した姿勢に持っていけるのか。
しがみつくよりも、しがみついた後の離陸が技術的には難しそう。「鷹匠」ならぬ「ドローン鷹匠」?
ドローンがちゃんと主人を認識し自律的に飛び回ったら活用の幅が広がりそう。なんか一気に愛着が湧きますね。
こういった研究もロボットは友達的な感覚が強い日本ならではな感じがします。