【盲点】「新紙幣」で一番ダメージを食らう意外な業界とは
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自販機の新紙幣対応コストは高い。この際、キャッシュレスに移行しましょう。そのほうがコストを低減できます。タッチ決済であれば、決済時間は最速です。
日銀は、今回の新紙幣発行の目的を、偽造対策と言っていますが、2023年1万円札の偽造紙幣が見つかったのは2,000枚ほど。このために、国をあげて新紙幣対応する意味はあるのでしょうか。
新紙幣発行が経済の成長を加速するならいいのですが、一部の業界を潤すだけで、多くの中小零細企業にとっては負担増となります。
約20年のサイクルで発行される新紙幣ですが、その経済波及効果という観点では、自動販売機や銀行ATMなどの機器更改により、関連メーカーの売上増加や雇用創出などが考えられる一方で、小売店などを中心に新紙幣対応のための費用負担なども大きいので、結局のところ勝ち・負けでいうとどうなのでしょうね。
更にここ最近のキャッシュレス化対応なども考えると、経済全体への影響を測るのは更に難しい?!
写真にあるような券売機は、大雑把に言うとボタン部分と発券部、そして硬貨読み取り部と紙幣読み取り部から構成されており、
それぞれコードでは繋がっていますが、構造的には独立しており、取り外しもそれほど困難ではありません。
従って新紙幣に対応するためには、基本的には紙幣読み取り部だけ交換すれば良いのではないでしょうか。
しかしそれにも関わらず券売機自体の交換が必要だというのは、メーカー側で紙幣読み取り部の互換性を持たせていない、もしくは互換性があっても新しい紙幣読み取り部への交換を「改造」とみなし、保証の対象外としているのかもしれません。
いずれにしてもメーカー側の、新紙幣発行特需に乗じて数百万円の券売機を売り捌きたいという意図を感じます。「せっかくの機会なのだから、たった数十万円の紙幣読み取り部を売るだけではもったいない」ということです。
なお、完全キャッシュレス化というのは、客単価の安い業態では厳しいです。海苔一枚の値段を切り詰めて利益を出そうとしているのに、いきなり数%もの手数料を取られてはかないません。
キャッシュレスにするなら、値上げは必須です。
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