【初披露】クラシコム、ノルマなしでも連続成長の秘密
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注目のコメント
「情報共有には、確実性のあることを伝える場合と、不確実なことを一緒に考えるための情報共有があり」「(余力は)、「予期せぬチャンス」に備えるためです」など、非常に参考になる指摘がいくつもありました。
「個人に目標やノルマはありませんが、活動目標はあります」とあるように、目標は非常に多面的だし、同じ言葉で全く違うニュアンスだったりします。インタビュアーのトーンが「目標=ノルマ=悪」という薄い感じなので、ちょっと気になります。
ちなみに、ある会社で数値目標を行動目標に変えたところ途端に現場の活力が失われ、戻したことがあります。文化を変えるのは大変です。社員に目標数値を持たせないのに、連続成長するクラシコム。なぜ、それが可能なのか?
その秘密の一つが、これだけの売り上げ・利益が立つという正確な予測にありました。
その予測に至るのが、「観察」「分析」などの5つのステップです。これらクラシコムならではのメソッドやマネジメントの方程式が、ここまで明確に言語化され共有され、当たり前のように浸透しているとは驚きの連続でした。
商品を売り出した時、予測通りの初速ではなかったとしても慌てない。写真を撮りなおす、販促チャネルを変えるなどして粛々と対応するというお話も印象的でした。本記事は"目標"を否定しているわけではない、ということは誤解しないように読まなくてはいけないですね。
サピエンス全史にもありますが、人間は虚構を信じることができるから発展したとも言われています。"ここを目指そう・ここまでいくとこんないいことがあるよ"、その今はない未来が原動力となるからこそ活力が生まれることもあります。
こういった記事を見て、目標をなくせ・撤廃せよ、といった綺麗事だけを並べる方が増えないことを願いたいです。