2024/6/18

【意外】三菱グループの「超老舗」が再エネに本気な理由

NewsPicks 編集部 記者
電気代が高い。
本格的な夏が迫る中、電気料金は過去最高水準になっている。
ウクライナ戦争以降、エネルギー価格が上がり、それを受けて政府が行ってきた補助金が打ち切られたためだ。
日本では毎年のように、夏が近づくと電気が話題になる。
例えば2年前は、6月なのに気温が39.8℃に達し、政府が電力逼迫の「注意報」まで出すはめになった。
エネルギーを海外に依存する日本にとって、電力の安定供給は常に重要な論点だ。
現在、改定に向けて議論が進む「エネルギー基本計画」では、再生可能エネルギーの割合をいかに増やしていくかが論点になる。
そんな中、再生可能エネルギーで存在感を増している「超老舗」企業があるのをご存じだろうか。
三菱グループの名門・三菱マテリアルだ。
本業は非鉄金属ながら、実は再エネを幅広く手掛ける有力プレーヤーとしての一面も持つ。
老舗金属メーカーがいま、再エネに注力する理由とは──。
INDEX
  • 電気代は「2000円増」に
  • 「地熱」にかかる期待
  • 地熱は一見、無縁。しかし・・・
  • 今活きる「1世紀の資産」