【秘伝】リクルート、目標を自分らしく「編集」するスゴい技
コメント
注目のコメント
今と同じビジネスが未来永劫続くわけがないのだから、革新を求めて、常に難しい「お題」を掲げる──。過去のビジネスを自己否定するような変身を遂げてきたリクルートの岩下取締役が言うだけに、説得力が違いました。
会社の戦略は、事業部単位のKPIとして降りてきますが、それを個人のWillと接続し、自分ごと化してもらうことこそが、マネージャーの仕事だと。お互いに納得するまで、話を聞き続けよ、と。
「今日の飯」、「明日の飯」問題など(詳しくは本文で)、マネジメントの参考になる具体的なお話が満載です。綺麗事なし、本音のインタビューを是非、お読みください。少数精鋭を掲げるネットフリックスも、もとはと言えば業績悪化で仕方なく解雇をしたらかえって働きやすくなったという経験からきているという話を思い出しました。
「こんなのできるわけない」という現場の声は、成長のチャンスがわかっていないだけかもしれないですし、押し付け・根性論の反映かもしれない。その境目がWill-Can-Mustなのでしょう。リクルートのマネジメントの話は、本当に面白い。記事に出木場氏のKPIの記事のリンクもあるが、峰岸氏の下記記事も是非併せて。
マネジメントは仕組みが9割
【峰岸会長】リクルートが守り続ける「大原則」を教えよう
https://newspicks.com/news/9336994/body
リクルートの強さは、KPIに代表される「分ける」、そして本記事にある「混ぜる」を実現できていることだと思う。
分けただけだと、生産性は上がってもバラバラになったり視野狭窄になりやすい。一方で分けないとスケール出来ない。だから両方必要で、個々人や組織の状態、事業の段階によって行き来するのが大事なのだと思う。
それを実現させる点で、難しいお題を置くとか、矛盾は所与のものという現実に立脚したうえで、KPI含めたマネジメントの仕組みと強度がある。ここらへんは「苦しい」ものでもあるが、それを超えていく明るさや、過去の成功体験がある。だから向き合えて、鍛えられて、次の個人および組織的な成功体験につながり、未来がまた創られていく。
重層的に鍛えられて、言語化できない組織知・文化になっている。なので、そうだよねぇと思うし、真似したいが、なかなか他の企業で真似できない。