【独占】33歳AIエンジニアが語る「私が都知事を目指す理由」
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今回出馬を決意した理由について、お話しさせていただきました。
私が育った東京の地を、デジタル民主主義の力でもっとより良く変えていきたい、そう強く思っています。
テクノロジーは、歴史的に人を助けてきたもの。それを上手く活用し「誰も取り残さない東京」をいち早く実現していきたいです。
33歳の私にとって、50年後の東京の未来は他人事ではありません。
具体的な政策についても、ブラッシュアップを重ねまもなく発表予定です。発表後も、みなさんの声を聞きながら随時改善を重ねていきます。
これまで私は、AIスタートアップの2社連続経営やSF作家という「未来のビジョンを描く」仕事に邁進してきました。みなさんと描く東京の未来を、しがらみのない機動性とテクノロジーの力を活かして、いち早く実現していきたいと考えます。・IT技術によって都民の民意を大量に収集すれば、ベストな政策をつくることができる、ということにはならないです。
都民のほぼ全員は、東京都の行政について全般的な深い理解があるわけではなく、そもそも明確な政策を持っている訳でもないです。
民意というのは、あいまいで、容易に変動し、誤解が大量に混じり、各自のエゴが反映されるがゆえに収拾がつかない相反するもののごた混ぜです。
「従来の政治」(利益団体との会合や地域への密着)が、ごく狭い範囲の民意しか把握できない、というのはその通りであるし、問題でもあります。
しかし、首長の役割は民意の平均値を実行することではなく、常に民意は参照しながらも、ベストな政策をつくりあげて説得することです(何がベストか、は、非常に難しいですが、民意以外の要素、日本全体や世界全体、経済、技術、環境、等々も把握する必要があります)。
・「従来の政治」に替わるものとして直接民主制的なものがあれば十分だと考えるのであれば、それは安易すぎます。
民意だけでは合理的な政策はつくれないし、矛盾と混乱をきたします。
かといって、民意を無視した政治などありえないので、政策を受け入れてもらう説得が必要になり、それこそ首長の仕事です。
そして、首長はたとえ合理的な政策を実行しているようでも、間違える可能性は常にあるので、都議会や裁判所があります。東京都政も三権分立の例外ではありません。
・いわゆる「しがらみのない」、特定の利益団体や地域に縛られない首長というのは、魅力的ではあります。
そういう人間が、政策の立案や説得、実行のために損得を度外視して貢献するというのも、時に大きな公益をもたらします。
ただ、圧倒的大多数の人間は「しがらみ」の中で生きているので、それを超越した合理的な政策というのは、大部分の人間の感情を無視したものになります。
公約に公共事業や福祉、教育などへの言及が見られないので、そういうことを行政がやるべきではない、というリバタリアン的な発想なのだろうと思います。「しがらみ」を消滅させた社会を志向しているのだろうと思いますが、それならそもそも政治は必要ない、ということになりますから、政治的な主張とはいえないでしょう。政治の専門家からすれば甘い、粗いところが目につくかもしれませんが、では、ベテラン政治家のマニフェストもそれが実行されたか、成果を上げたか?と問われれば、まあ、そうたいして誇れるものではないでしょう。
これまた誇れることはないんですが、自分自身、マニフェストを真面目に読んで投票したことなど一度もありません。いつも投票する基準は「若者」「女性」「野党」の3つだけ。
というわけで、個人的には大いに期待しています。