2024/6/14

【核心】なぜ今、アメリカは「日本企業」を目の敵にするのか

NewsPicks 記者
アメリカの「保護主義シフト」に、日本企業が巻き込まれている。
バイデン政権は中国のEVに「関税100%」をかけると表明するなど、すさまじいペースで経済戦争に突入しつつある。
アメリカが標的にするのは、あくまで中国など敵対する国だけ...と思いきや、そうでもない。
最も親密な同盟国・日本の企業も保護主義に悩まされているのだ。
その企業とは、アメリカの同業を買収しようとしている、日本製鉄。バイデンもトランプも、躍起になって買収阻止に動いている。
なぜ、日本製鉄はアメリカ政府ににらまれたのか。
実はこの問題をひもとくと、アメリカ大統領選挙の構図がかなりはっきり見えてくる。
そして日本製鉄問題の背景には、日本のビジネスパーソンが知っておくべき「バイデン・リスク」の本質が隠されている。
アメリカでこれから何が起きるのか、ひもといていこう。
INDEX
  • 買収なんて、言語道断!
  • 日鉄問題がわかると、大統領選がわかる
  • 日鉄問題は「必然」だった?
  • 組合に「おもねる」政治
  • 日本自動車業界にもバイデン・リスク
  • 「安全保障」ってなんだ?