1~3月GDP改定は年率が上方修正、2期ぶりマイナス成長変わらず
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とはいえ、むしろより景気の実感と近い最終需要は前期比年率▲2.9%から▲3.0%に下方修正されています。
背景には最終需要には含まれない民間在庫が上方修正されたことがありますから、実体は下方修正だと思います。
さらに、実質GDPの前年比は▲0.1%とマイナスに転じていますので、日本経済は完全にスタグフレーション的な状況と言えるでしょう。
こうした状況で、金融・財政政策が拙速な出口に向かえば、せっかくの好循環の兆しを削いでしまうリスクがあるでしょう。1~3月期のGDP統計が改定されましたが、ほぼ修正なしといえるほどの微修正でした。昨年10~12月期はかろうじてプラス成長ですが、3四半期続けて景気が厳しかったことを改めて裏付ける内容だと思います。