三菱UFJ銀行など3社 無断共有の顧客情報 複数企業の10件以上か
コメント
注目のコメント
顧客から情報共有同意がない中で共有したことは問題であることは事実です。
一方で、顧客によっては情報共有同意して銀証一体の提案を期待している企業も多いはずです。バンカー側で情報共有同意書をいただく側と、発行体側で同意書提出する側の双方経験していますが、余程特殊な事情がない限りデメリットを感じたことはありません。発行体側(特にヒトモノカネが不足しているベンチャーステージ)からすると、金融機関に同じ話を何度もすることの方のコストが高いです。現状のルールに違反したのはNGでしょうし、インサイダー取引規制に抵触しかねない話は論外でしょう。しかし、規制の面で、銀行グループ内での情報共有に関する規制がやや中途半端になっていてそこは整理すべきと感じます。
随分昔には、独禁法というか銀行による優越的地位の乱用を禁止する観点から、銀行グループ内での情報共有を強く制限されたのだと記憶していますが、近年、行政の方針として銀行の優越的地位の濫用回避を弱め(例:条件付きながら事業会社の経営権取得を認めている等)、銀行グループによる経済活性化支援に期待している面もあると思います。銀行・証券等の間のウォールを高くするのか低くするのか、大きな判断が必要なタイミングのように思います。>中には、証券会社とやりとりする中で、顧客企業が銀行にしか伝えていないはずの自社の事業統合に関する情報が漏れていることに気づき、指摘したケースもあったということで、証券取引等監視委員会は、3社に行政処分を行うよう金融庁に勧告する方向で調整を進めています。
それはもう立派な情報漏洩。インサイダー取引を誘引しかねない話。
勧告で済ます話じゃないでしょ、情報を漏洩された企業の立場で考えたら。