2200【マスター】NPクイズバナー_20150609-02

【NPクイズ回答】ボールを奪ってからシュートまでが速いJチーム

2015/6/11

昨日の記事で、ボールを奪ってから10秒以内にシュートに至る回数が多いJチームがどこか、下記の5つの候補をピッカーのみなさんに投げかけた。今日はその回答をデータとともにお伝えする。
A. サガン鳥栖
B. 浦和レッズ
C. FC東京
D. 川崎フロンターレ
E. その他

Pickerの回答
全部で119票の投票を頂いた(無効票は6票)。その結果は次の通りだ。
・川崎フロンターレ(37票)
・浦和レッズ(22票)
・サガン鳥栖(20票)
・FC東京(14票)
・湘南ベルマーレ(7票)
・横浜F・マリノス、柏レイソル(各3票)
・サンフレッチェ広島(2票)
・ガンバ大阪、鹿島アントラーズ、名古屋グランパス、ベガルタ仙台、松本山雅(各1票)

A.ボールを奪ってから10秒以内にシュート、一番多いのは?

1位は37本の名古屋グランパスだ。ボール奪取からのシュートの実に53.6%が10秒以内の速攻となっている。

【マスター】NPクイズ_回答編グラフ1_20150610-01

「ボールを奪ってから10秒以内にシュートを打った回数」ランキングにおいて、1位の名古屋と最下位のFC東京では3倍以上も違う。そもそもFC東京は、ボール奪取からのシュートの本数自体が少ない。

ここで興味深いのは、両チームの他の数字における類似点と相違点。総得点と総失点はそれぞれ1点しか違わないのに、順位で見ると、データ集計の14節時点で名古屋10位に対して、FC東京3位と大きく後者が優っている。

少し不思議だ。なぜなら得点数・失点数が近いチームは、順位も近くなる傾向があるからだ。たとえば、総得点と総失点が似ている広島、ガンバ、マリノスの順位は、それぞれ2位、4位、5位と極めて近い。

2300【マスター】NPクイズ_回答編グラフ1_20150610-02

名古屋とFC東京の差はどこに?

もう1度、まとめよう。名古屋と東京は総得点と総失点はほぼ同じなのに、順位は東京の方が遥かにいい。

一体何が名古屋とFC東京の順位差につながるのか? きっと「ボール奪取から10秒以内のシュート数」が鍵になるはず。我々はデータスタジアム社の協力を得て、2チームの差がどこにあるのかを解析し、FC東京のチーム特性をデータから浮き彫りにすることにした。その答えは、次回「FC東京の謎」として、日本代表のW杯予選がスタートする6月16日に公開する予定だ。

データ提供:データスタジアム

データスタジアムは、2001年の設立以来、Jリーグ・プロ野球・ラグビートップリーグなどのデータを取得・蓄積・分析し、スポーツ団体やチーム・クラブ・選手に対して強化や戦術向上のためのソリューションを提供しています。また、ファンやメディアに対してさまざまなデータやデータを活用・応用したエンターテインメントコンテンツも提供し、スポーツの新しい楽しみ方を提案しています。
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(文:木崎伸也、ビジュアル:櫻田潤、データ分析:滝川有伸〈データスタジアム〉)