幸楽苑と日高屋、なぜ明暗が分かれたのか
東洋経済オンライン
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記事を書いた本人です。実際にお店を訪れて周りのお客さまを観察していると、幸楽苑は単品のラーメンを食べてる人が多かったです。ちょい飲みしてるのは1組だけでした。一方で日高屋はラーメンを食べてる人よりもサイドメニューの餃子やレバニラ、唐揚げを食べながらアルコール、それも利益率の高いチューハイを飲んでる人が多い印象でした。ちょい飲みだと、長く店舗にいたとしても1時間程度。客の回転数を考えると利益率に大きな差が出るのでしょうね。
SPEEDAで見てみると面白いが、粗利率は両社とも約73%でほとんど変わらない。違うのは販売管理費。ammennilさんがコメントされているドミナントによって配送・広告宣伝の効率の高さが背景だと思う。あとはリース料含む賃借料が、駅前出店のハイデイ日高が10.9%(15年2月期)に対して、幸楽苑は12.3%(14年3月期)。駐車場など面積はかかっているだろうが、駅前の方が好立地なのにこの比率がハイデイ日高の方が高かったのは意外。
よい分析。都心立地でちょい飲みを取り込んだハイディ日高と、郊外型駐車場併設でアルコールが売れない幸楽苑。
この間の週末に栃木の幸楽苑(もちろん車で)に入ったが、520円の「司」と、セットメニューが全面に出たメニュー構成になっており、夜ピークは混んでいたが見る限り「司」を頼んでる人は居なかったし、アルコール飲んでいる人もまばら。やはりある程度「低価格」的なエッジを効かせないと難しいのかな、と感じていたところだったので個人的にはタイムリーな記事でした