[東京 9日 ロイター] - 東芝<6502.T>の上場子会社、東芝テック<6588.T>と東芝プラントシステム<1983.T>は9日、6月下旬の定時株主総会で、決算報告ができないと発表した。親会社の東芝が第三者委員会で不適切会計問題を調査しているため、会計監査人の監査が完了していない状態のため、異例の対応をとる。

東芝テックは6月26日、東芝プラントは6月25日に定時株主総会を開くが、ここでは決算報告ができないため、後日、改めて決算報告をするための「継続会」を開く。

一方で、国際チャート<3956.T>は9日に決算を発表。西芝電機<6591.T>は同日で監査が終了し、延期していた決算発表を10日に行うと発表した。ニューフレアテクノロジー<6256.T>は決算や株主総会の日取りは未定。

東芝の上場子会社5社とも、親会社の不適切会計問題を受けて、2015年3月期の決算発表を延期していた。