トランプ氏、政策顧問にマスク氏起用も 大統領選勝利なら=報道
AI要約
- 1トランプ前大統領は、大統領選挙で勝利した場合、イーロン・マスク氏を政策顧問として起用を検討している
- 2マスク氏は経済や国境警備政策などに影響力を及ぼす方法についてトランプ氏と協議したと報じられている
- 3マスク氏はトランプ氏に対し、バイデン大統領を支持しないようビジネスリーダーに影響力を行使するキャンペーンを継続していることを伝えたとの報道もある
コメント
注目のコメント
場所はネルソン・ぺルツ氏のフロリダの家だった、ということなので、ぺルツ氏が仲介役だったように見えます。
どの国もそうですが、大統領や首相が、公職としての補佐官などとは別に、私的な諮問会議やブレーンの会合を持つというのはよくあることです。
マスク氏がそういう集まりに入るかどうかはともかく、マスク氏がトランプ氏と取引したい案件はいくつもあるでしょう。
バイデン政権が6月から始める中国製電気自動車とEV用バッテリーへの関税率100%、ということだけでもテスラには大いに関わります。
トランプ氏の公約に含まれるEVへの補助金削減にしても、テスラの命運を左右しかねません。
とりあえずは、マスク氏がトランプ氏への政治献金をぺルツ氏ら他の企業家たちと組織する、というのは確かそうで、マスク氏には勝ち馬になりそうな方と今から取引しておく十分な理由があります。
https://www.wsj.com/politics/donald-trump-elon-musk-alliance-d1fe43e3?mod=e2tw&mg=prod/com-wsjトランプ氏とマスク氏が危機意識を持つ問題のひとつが不法移民問題です。
トランプ政権は不法移民流入阻止のために、メキシコとの国境付近に壁の建設を開始しましたが、バイデン政権はその建設を止め、不法移民流入が続き、結果、国内からの強い批判を受け壁建設を再開しました。
マスク氏は当初、国境の壁に批判的でしたが、南部国境の現場を視察したあと態度を変更した経緯があります。
https://forbesjapan.com/articles/detail/66396
外交政策についても最近、マスク氏はトランプ政権時代は中東が安定したとトランプ氏を擁護しています。
https://www.sankei.com/article/20240513-6LOUBRA5MBECZJO2YBQNHHXMAI/
マスメディアとの関係は直接本件に関係ないと思いますが、既存メディアは民主党左派に影響されトランプ氏を常に批判します。
それに対し、マスク氏は既存メディアを「レガシーメディア」と批判し、トランプ氏も偽ニュースを流すメディアを「不誠実」と強く批判してきました。
https://toyokeizai.net/articles/-/379038
トランプ政権が再び成立する場合に、宇宙などの産業政策でマスク氏にとって有利な状況が生まれるか否かも注視する必要があります。これは興味深い記事ですね。ちょうど今日、国際的影響力を高めるイーロンについての記事を公開したところです。https://newspicks.com/news/10046836
最近のイーロンは国際的な影響力を強めており、中国、アルゼンチン、インド、フランス、イスラエルなど多くの各国首脳と会談を持ち始めました。彼らにとってはテスラによる投資やスターリンクでのインフラ貢献など経済成長の期待があります。イーロンとしても様々な地域でビジネスを進めていく上でも首脳との合意形成は必要です。
同様に国内でもテック界隈で反バイデンの機運が高まっており、3月のフロリダでのトランプとイーロンの朝食も然り、テスラとしても国内でしっかりと政策に影響を及ぼしておきたいところだと思います。トランプとしても多くのテック企業を率いるイーロンを顧問として活用するメリットは多くありそうです。