［モナコ ８日 ロイター］ - 高級ブランド「カルティエ」などを傘下に持つスイス・リシュモン<CFR.VX>のヨハン・ルパート会長は８日、仏ＬＶＭＨ（モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン）<LVMH.PA>やケリング<PRTP.PA>に対し、通販サイト運営会社ユークス・ネッタポルテへの出資を打診したことを明らかにした。
リシュモンは、傘下の高級ファッション通販部門ネッタポルテをイタリアの同業ユークス<YOOX.MI>に株式交換方式で売却することに合意している。
ルパート氏はモナコで開かれた業界の会合で「高級ブランド産業にふさわしい規模のプラットホームが必要だ」と述べ、ＬＶＭＨのベルナール・アノー最高経営責任者（ＣＥＯ）やケリングに参加を呼び掛けていると明らかにした。
「誰にでも開かれたプラットホームをつくりたい。ＬＶＭＨとケリング次第だ」と語った。
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バーバリーで現Appleのアンジェラアーレンツ氏が始めたように自社ECへと流れは来ている。せっかく、莫大なお金をかけてブランディングするんだらから、ECの世界観を壊されてはたまったもんじゃないだろう。その上で、Net a Porterへの参加はあまり良いとは言えないと思う。もちろん、「ブランドのコモディティー化」を目指すなら話は別だが
ネッタポルテのすごさは日本ではわかりづらいけど、「高級品を買った」ことの満足感を損なわないように、ただすぐに届けられるだけじゃなく、モデルみたいなイケメンがタキシード（だったと思う）を着て、自宅まで配達してくれる。店舗のホスピタリティに比べれば落ちるかもしれないが、そうした配慮がなされているECサイトということから、リシュモンも買ったのでしょう。自社ブランドのECでは、そこまではできていないし、たぶん、できない。日本はアメリカより国土が狭いから、もしかしたら…とは思うけど。
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