2024/5/28

【直撃】買収も合弁も増える。戦略コンサル「ボスコン」大攻勢

NewsPicks 副編集長
高級ブランドの少数精鋭集団──。
コンサルティング業界の中でもそんな立ち位置で名をはせてきたのが、戦略コンサル会社だ。
少数精鋭といえども、世界規模でみると、実はかなり大規模化している。
世界最大のマッキンゼー・アンド・カンパニーは、4万5000人を抱える。
それに次ぐのが、ボストン コンサルティング グループ(BCG)。今や世界で3万2000人という規模だ。
しかし、日本ではBCGが人員規模で上回る。日本進出も主要な戦略コンサルの中で最も早かった。
そしてグローバルの中でも今、日本の成長が抜きん出ているのだという。
2024年4月には伊藤忠商事との合弁会社の設立を発表。DX(デジタルトランスフォーメーション)の流れが加速する中、テクノロジーを活用したコンサルを拡大する。
NewsPicksはBCGの内田有希昌・日本共同代表に直撃。
合弁会社や買収は増えていく」と豪語する内田氏に、これからの戦略コンサルの生きる道を聞いた。
INDEX
  • 「日本は絶好調」の理由
  • 悩める経営者の懐に飛び込む
  • AIが売上高の20%になる
  • 全部はやらない、欲張らない
  • そのシステム、本当に必要か
  • 合弁も買収も増えていく
  • 大量採用?いや、巡航速度です
  • 未上場企業だからこそ、無理しない

「日本は絶好調」の理由

──なぜ、日本が好調なのでしょう。
内田 2023年はアメリカが全般的にスローでしたが、グローバルも別に悪くはないです。