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GMS事業が赤字となった2014年度決算以後もなにかとニュースになるイオンですが、今回は細かい要因から一歩引いて業界全体を俯瞰してみます。
GMS業界の概略を紹介するとともに、人口動態という普段話題にされない点を取り上げました。

バブル期に郊外へ拡散した人口は、2000年代に入ってから、若年層を中心に都心回帰が進んでいます。
同じく2000年代に大型モールを開設したイオンの中には、これから商圏人口の減少に直面する店舗もありそうです。

イオンでは様々な課題を抱える現場に対し地域カンパニー制度などによる改革を掲げました。GMSのイオンが復活を果たせるのか、コンビニのセブンイレブンが独走を続けるのか。小売の今後を考える上で一つの視点を提示できれば幸いです。
業態はうつろう。GMSはもともと「百貨店」に対して安さでのし上がってきた業態であったものが、専門店/ホームセンターンにカテゴリーごとに削られてきた、というのが大きな理解。大きなのは衣料品ですが、家電は家電量販、DIY系はホームセンターなど専門化して拡散していって、コアの価値は食品スーパーくらいしか残っていないということですね。記事中のイオンの利益構成がかなりドラスティックですね
セブン&アイHDのセグメント業績(①)を見ると、イオンと同様にスーパーは良い状況ではないが、相対的には特に利益はマシ。人口動態と併せてこれを見ると、都心部立地のメリットが改めて伺える。
また、イオンモールに関しても、今は集客力があっても、クルマによる移動を前提としている。高齢化が進み、商圏人口の変化と行動様式の変化(車は事故を恐れて相対的に利用減少するだろう)を考えると、分析結果のように影響顕在化してくると思う。
神戸大学の三品ゼミが「総合スーパーの興亡」という本を出しているが、たしかそれでも立地について触れられていた。ヨーカドーは、好立地かつ店舗寿命が長いといったところが結論だった印象。
なお、記事のようなデータ×ビジュアルの表現を一層加速させたいと、弊社ではE2D3というExcelを用いたビジュアライゼーションプロジェクトを支援しています。来週日曜、ハッカソンを開くので、興味ある方は是非!(②)
http://www.7andi.com/ir/financial/segment.html
http://e2d3.org/?lang=ja
素晴らしい分析。それにしても、関東でもたった5年で10%以上、生産年齢人口が減る自治体が過半とは恐ろしい高齢化。一方、ジョホールではイオンの隣のコンドミニアムに部屋を借りていますが、平日の昼間でも駐車場が満杯。休日はイオンに入るための渋滞ができているほどです。

マクロ動向に逆らっても仕方ないので、日本でGMSが伸びた時と同様の人口動態、所得上昇の国で、ビジネス拡大するしかないですね。
こうして人口、商圏という観点でみると、実際の地元の風景と一致する。田舎のカップルはジャスコで遊ぶ、などとネタにされることがあるが、たしかに休日は家族で車で出かけたりしていた。電車は発達していないので、駅前といってもそれほどコンビニはない。最近ようやく愛媛県にもセブンができたが、勢いがあるとはいえ、地方の出店計画は難しい。
専門誌では出回り始めた議論です。
誰が先に精緻な分析、インサイトを提示するかな〜というタイミングですね。今は。

ちなみに、大先輩が昨年に発表された論考です。
http://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/industry/sangyou/pdf/mif_157.pdf
GMSは、接客・品質向上では対応できないぐらいに商圏が重要だと思うので、今後どのような施策をするのか注目。
読んでいて『国勢図会』思い出した。ざっくりとした市場の計算やイメージを膨らませるには基本的なデータないとどうしようもないのでよく使っていた。
お!バナーはイオンモール京都ですね!懐かしいw
グラフが指すようにイオンとダイエーが対照的ですが、その中でセブン&アイが堅実に伸びてますね。営業利益だとセブン&アイ。これは初めて知った。
地元志向とイオンモールは「マイルドヤンキー」の代名詞とされていますが、やはり、軸になるのは高齢者マーケットですね。
日本の人口が減少傾向であることは明らかなため、イオンは海外進出に目を向けている。
イオンのGMSの海外展開をみると、中国(45店舗)、東南アジアではマレーシア(29店舗)、ベトナム(2店舗)、カンボジア(1店舗)に進出している。また、2015年5月にはインドネシアに東南アジアで最大規模のショッピングモールを開設した。2017年から2,3号店を順次開業する。今後もアジア出店は加速する見込みであり、ミャンマー、ラオス、バングラディシュと様々な国への進出を検討しているもよう。
なお、イトーヨーカ堂は中国に12店舗、ユニーは香港中国に3店舗となっている。
GMSの動向を過去からうまくまとめられていると思う。GMS、百貨店、コンビニの栄枯盛衰は小売業の流れがよくわかる。しかし、現在の小売業で最も勢いのある業種はEC。楽天、ヤフー、アマゾンであると思う。小売業か?と言われると違うのかもしれませんが、近い将来20兆円市場になると言われている業態を無視することは難しい。その点を踏まえた未来予想図も見てみたい。
イオン傘下の金融サービス事業者。クレジットカード、銀行、電子マネー等の事業を通して、融資やサービサー(債権管理・回収)を実施。
時価総額
2,886 億円

業績