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2021年8月18日 公開

斎藤幸平×落合陽一「脱炭素の未来」

今や「SDGs」という言葉を至る所で耳にするようになり、世界各国の政府や企業も続々と取り組む姿勢を見せている。しかし、このSDGsを「大衆のアヘン」と切り捨てるのが、経済思想家の斎藤幸平氏だ。斎藤氏によれば、SDGsは気候変動という危機から目を背けさせる効果しかなく、真に解決するには、資本主義から抜け出すしかないという。地球温暖化などの気候変動対策として必要性が叫ばれているCO2排出量の削減。脱炭素の未来をどう構築すればいいのか?落合陽一が斎藤幸平とともに考える。
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#人新世の資本論 の斉藤幸平さんと落合さんって、これは上がるマッチメイク!!!
最高&最強、これぞ #WEEKLYOCHIAI
今回の対話を聞いて、共同体感覚や民芸運動が起こりやすい都市計画の理論を考えてみたいと思った。

フィンランドのスマートビルディングやスマートシティの例で、システムに頼りきった住空間に対して恐怖しか感じなかった。停電したりシステムをハックされたりしたらどうなるのだろう。

逆に2000年以前に建てられた住宅は、機械のメカニズムで自動的にドアが閉まるようになっていて、故障してもドライバー等の道具と、機械のDIY好きな近所のおじさんに助けを求めれば自分でも修理できる。電気も使わずエコ。壊れていたら自分で気づくことが出来るし、いつどこからかやってくるハッキングや停電を心配する必要もない。


美的感覚。何が美しく、何が格好いいと思うか。
フィンランドでの生活が長くなると、ブランド品に身を包んでいる人を見ると「カッコ悪いな」と思うようになった。自分が思う「カッコいい大人」になるのにお金が関わらないと、子供も学生も気が楽になると思う。
現在起きている脱炭素やSDGsのムーブメントは、かつてダニエル・ヤーギンが言った「市場対国家」の構図が世界規模に拡大したものと解釈できる。

二人の話題に出たEFシューマッハは、最小資源で最大幸福を得る「仏教経済学」を提唱し、「仏教抜きの経済学は愛のないセックス」だと喝破したが、経済の目的は人々の幸福であり、その追求のためのシステムが経済政策であるという面では正しい。愛とは共感であり、他者と利害主体として融合し、互いに搾取の対象ではなくなること。

しかし、現実の経済は「国家経済」であり、どんな形であれ人々が日々の営みを行う基盤をどう組織的に維持運営するか、そのための手段という側面が常にある。つまり、経済の基盤であるお金とは「法定通貨」のことで、「税金」という国家運営費を徴収するための唯一の手段。だからこそ、国家は成長を求めようとする。その意味で、斎藤さんが「税金で成長を抑える」のもありと話されたのは意外だった。

現在では国家による税金という権力に、市場(個人の自由な執行権の集合体=資本)が挑戦している。そして、石油・石炭・天然ガスという炭素源の性質の違いにこそ競争の芽が眠っている。
今回の落合さんと斎藤さんの対談は過去最高に見たすぎる。
これは、落合さんの勝ち、ですね。

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