【日本上陸中】ネット犯罪を請け負う、悪のSaaSがやばい

世界的に被害が拡大中のランサムウェア。今回はそのサイバー攻撃を「提供する側」の、邪悪なビジネスを紹介します。
「LockBit」は、ランサムウェア攻撃から身代金交渉までワンストップで提供する「犯罪サブスク」。最低最悪なビジネスモデル…ですが、敵を知れば百戦危うからず。彼らの攻撃マニュアルから、己の脆弱性がわかるかも。動画を見てぜひセキュリティ対策を！

＜出演＞
Ray：鳩山玲人（鳩山総研所長／投資家）
Nao：後藤直義（NewsPicks編集部）
Yuzu：岡ゆづは（NewsPicks編集部）
（デザイン：國弘朋佳／制作：阿部沙耶香／ディレクター：伊藤大地／プロデューサー：有水冴子）

バナー写真：boonchai wedmakawand/Getty Images

出演者：

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増田（ソウタ）幸美

日本プルーフポイント株式会社チーフエバンジェリスト| 警察大学校講師

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RaaS（ランサムウェア・アズ・ア・サービス）を使うことにより、犯罪者の侵入障壁もさがり、攻撃も増えてます。ただし、RaaSではなく、自分たちで作った武器で自分たちが攻撃するランサムウェアグループの動きも同様に活発になってきています。制裁を行う国への報復と考えられる攻撃傾向が最近は見えています。

後藤直義

NewsPicks 編集委員(ニューヨーク支局)

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KADOKAWAなどの情報流出が記憶に新しいですが、まるでデジタル犯罪のセールスフォースのような、ワンストップサービスが世界中を席巻しております。詳細な知識がなくても、サイバー攻撃の標的からソフトウェア、身代金を要求するターゲット企業への要求項目まで用意してくれる、なんとも「超迷惑」な犯罪サービスですが、その出来栄えがいいために、こうした犯罪が広く拡散されていることは、ぜひ知るべきでしょう。悪のSaaS企業のなかでも、トップクラスのブランド力？をもつこの企業、ぜひ知ってほしいです

Kato Jun

ユーザベーススピーダアナリスト

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ワンストップ化、垂直統合から水平分業への変化、ユーザー・社会からの信頼やブランディング、テイクレート（報酬比率）、ユースケース・事例、拡大しすぎて統制が効かないケースも出る…
「サイバー攻撃」という部分を除けば、めちゃくちゃ普通のビジネスで出てくるコンセプトだらけというのが何とも。そして、そういう点からも「産業化」が進んでいるとも感じる。