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2022年7月7日 公開

代替肉は必要ない? もうすぐ「地球に優しい牛肉」が生まれる

USの最新トレンドから近未来を予測する『伝書鳩TV』。今日は第105回「10年後、肉には税金がかかる」という予言へのカウンターをRayが引っ提げてきました。代替肉、植物ミルクと言いながらも、世界全体では食肉需要が上がっているという現実。これをエコに解決する技術、FYTOの登場です。(毎週木曜の朝に最新エピソードを更新) (声の出演:鳩山玲人、後藤直義、洪由姫、Coefont.cloud/デザイン:國弘朋佳/編集:伊藤大地/プロデューサー:安岡大輔、小西健太郎/演出:有水冴子)
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興味深いものの、巨大畜産業を一変する程のインパクトを出せるか。

この新しい飼料が、既存の、極限まで生産が効率化されたとうもろこしや大豆等に比べて、圧倒的、何十倍も安くならないと、大規模に導入されるのは難しそうです。

そんな中、途上国などでは引き続き牛肉などの消費が伸びるとしても、先進国では、次世代の志向もあり、少しずつ消費量は減りながら、「再生農業」Regenerative Agー穀物を飼料とする工場的な家畜ではなく、作物と家畜を輪作して土壌の肥沃度を自然に回復させる「混合農業」などに移行していくのではないか。

とにかく、農業・食は本当に色々な側面が関わっていてーCO2排出、森林破壊、生物多様性破壊、水の利用、土地の奪い合い、働く人の環境、倫理、動物福祉から人間の健康まで、情報やデータも複雑で、まだまだ論争が起こりやすいですね。
素晴らしい技術だと思います。
しかし、環境負荷は低減できても、人口増加や新興国の経済成長によるタンパク質需要量の増加には対応できないため、やはりタンパク質危機は乗り越えられないと思います。

なお、牛の食べ物(飼料)を変える方法以外では、牛のゲップからメタンやN2Oを発生させない方法も登場しています。
九州大学の高橋秀之准教授は、細菌の一種を与えることで牛の腸内細菌が変化させ、温暖化ガスのメタンをつくる細菌を減らすことに成功しています。
これにより、従来の牛の飼育方法でもメタンやN2Oの排出量を抑制することが可能となります。
特殊水生植物(藻のような?)を餌としてオートメ―ション化して生産することで、食肉をめぐる問題をエコに解決できる、というメインテーマというか内容も面白いのですが、やはり番組そのもののプレゼンテーションのセンスが抜群ですね。

GenZはそもそも牛肉に固執しない、という説になるほどと思う一方、最後のあかりさんの「いや、普通に食べるでしょ」の一言はパンチ力あっていいですね。世代を一律にくくることの危険に気づき、笑いながらハッとさせられました。
すごく目の付け所はすごいなと思いますが、意識高い系で止まってしまうとスケールしない(つまりコストも下がらない)ので、その次がどうかなと思います。逆にすでに高価な日本のブランド肉業界には適用できないんでしょうね。
「自分が食べるものを変えるんじゃなくて、畜産が牛に食べさせる餌を変えてく」っていう発想の転換は鮮やか。マクドナルドとかシェイクシャックなど、意識高い系のハンバーガーチェーンが畜産から飼料までのプロセスを垂直統合する中にこれを組み込んだら、一気に広がるんじゃないかと思ったりしています。頼りない刺身こんにゃくのような培養肉を見ているとこちらの方が実現するのが早そうです。
少し前の#伝書鳩tv で「10年後に普通の肉には税金がかかる」という予言を出しましたが、今回はその真逆に近い予言です。

節操がないと笑い飛ばさず、Rayの話を聞いてみてください。
たしかに一理あるし、食の選択肢は多いほうが人間として豊かであると思います。
牛をめぐるソリューションは牛のゲップやメタンに注目したものが多いですが、この技術は少し違って、エサの生産過程に注目したアプローチですね。”サステナブルなエサ”といったところでしょうか。
脱炭素が価値を持ち始めた現在、メタン排出量の少ない肉は、脱炭素が付加価値となり、多少高くても売れる可能性があり、高級肉の市場がある日本とは親和性が高いのではと思っていますが、
それに比べてこの技術は付加価値が直感的に理解しにくく、だからこそコスト的にスケールしないと成り立たないと言われているのだろうと思います。コストがスケールしてくれば、海外の大規模畜産を中心にリープフロッグ的に広まる可能性も秘めていて、どうなるかが楽しみです。

追記:国内ではウクライナ情勢の悪化を受けてエサの価格が高騰しているというニュースもあり、輸入に依存しない低コストのエサの実現が望まれると思います。

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