【チリ反政府デモ】警察が「市民の“目”を狙い撃ち」の衝撃

主要州の裁判所で警察によるデモ隊への武器使用は禁止するとの判断を発表し始めているようですね。これで少しでも悲劇が収まるといいのですが・・・。チリは一応三権分立は機能しているのが救いです。

さて、現地在住経験のある私からしますと、チリ人は、混乱を起こす方も抑える方も「手加減なし」、まさに「社会闘争」やっている印象です。
警察のこうした武器使用や暴力も問題になっている一方で、デモの目的とは全く関係のない商店の破壊行為、スーパーの略奪がデモに乗じて組織的に行われていることも現地では問題視されています。
その様子を撮影した動画も以下の通りいくつかアップされています。

https://www.youtube.com/watch?v=dYEImPbwUtc

市民も善良な人ばかりではありません。デモ隊の後方にくっついている破壊主義者（バンダリズモ）の人たちの狼藉ぶりにデモ多発地域の住人たちも引っ越しを考えているそう。彼らは捕まってもすぐに刑務所を出てくるんで複数回略奪をしていると報じられています。
まあ、アメリカのメディアはそこはあえて目を向けないんでしょうけどね・・・つーかNPはなんでNYタイムズと組んで南米情報をピックしてるんだろ？

せいぜい北米、カリブ、メキシコの情報だけにしといて、南米情報は取り扱わない方がよいと思いますよ。米国経由の南米情報は微妙にズレているんです。

昔、アメリカで南米情報発信を担当している日本人が南米に来て会食の場で「南米情報はアメリカにいれば全部分かります」とドヤっている人がいたが、その場にいた南米駐在員は全員苦笑。
アメリカメディアのフィルターにかけられた情報が日本語に訳され、日本本社に伝わって、その火消しに手間かけさせられている人がいかに多いかってことです。