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2024年7月14日 公開 人気 Picker
この度番組に出演させていただきました。かれこれ20年以上K-POPに触れていますが、今以上にK-POPが市場に流通している時期はなかったかと思います。それに至る経緯が、今回の解説で手軽にインプットしていただけると思います。
一方、番組冒頭でも触れている通り、4大事務所(HYBE, SM, JYP, YG)の株価は去年下半期から冴えません。BTS復活への期待もありますが、アーティスト(IP)の力や作品の良さ、スキャンダルなどが株価に大きく作用するだけに、投資としては難易度が高いと思います。日本からだと言語の問題で入手できる情報が限定的というのも考慮すべきポイントです。
※「夢はオタ活費用をK-POP銘柄で捻出すること」は、半分冗談です。
一方、番組冒頭でも触れている通り、4大事務所(HYBE, SM, JYP, YG)の株価は去年下半期から冴えません。BTS復活への期待もありますが、アーティスト(IP)の力や作品の良さ、スキャンダルなどが株価に大きく作用するだけに、投資としては難易度が高いと思います。日本からだと言語の問題で入手できる情報が限定的というのも考慮すべきポイントです。
※「夢はオタ活費用をK-POP銘柄で捻出すること」は、半分冗談です。
- いいね23
興味深い分析でした。
JPY、SM、YG創業者のエピソードは在日コリアンのオペラ歌手、田月仙さんが2012年に出した「K-POP 遙かなる記憶」(小学館)が必読。まだ事務所が小さい頃に、直接聞いた内容が記されている。日本文化解禁前の時代に、韓国でブルーライト横浜が親しまれていた話も非常に興味深い。
K-POP史で異彩を放つのは、IUだと勝手に理解している。日本でも今はファンが沢山いるが、しかしながら、日本におけるK-POP史という文脈では、ほぼ、彼女についての議論は抜け落ちる。
日本市場は、本動画でもあるように、規模の大きさやローカライズの文脈があるなかで、IUはある意味で特殊。IUも日本デビューでローカライズの要素が入ったが、日韓関係の悪化や日本側事務所のプロモーションミスもあり、人気はでなかった。しかし、本国では、主要チャートを全て一位をとる、いわゆるオールキルを連発し続けている。名実ともにトップの存在。グローバルでもユエナ(IUファンダムを指す)は多い。
そして、彼女事務所は自身と元々所属していたカカオ、そして元マネージャーの現社長が大株主であるEDAM。ここは未上場であり、IUのために作られた事務所(今はシンセギョンなど他のアーティストも所属)。ゆえに、外部から分析できる情報は少ない。
加えて、ワールドツアーはやるものの、各地のローカライズはないし、英語が流暢な訳でもない。女性ソロのため、ボーイグループやガールグループのような形でのファン層とも違う。
最も異彩を放ちつつも、本家本元のトップに君臨し続けるのがIUである。そして、2022年のコンサート「ザ・ゴールデン・アワー オレンジの太陽の下で」において、彼女をスターダムに導いた「Good Day」から卒業宣言。あの3段ブースターも歌い納めとなった。自らこれまでの舞台の幕を閉じ、新たなページを開く。新アルバムLove wins allは、期待を裏切らないどころか、新境地を楽しませてくれた。
彼女は自分で曲を作るにもかかわらず、他のアーティストよりもリリースペースが早く驚異的。
女優としても傑出。日本では「麗」「マイディアミスター」「ホテル・デ・ルーナ」といった作品群で知られる。歌よりドラマで知った日本のファンも少なくないだろう。
IUほどのアーティストは、そうそう出てこないだろう。
JPY、SM、YG創業者のエピソードは在日コリアンのオペラ歌手、田月仙さんが2012年に出した「K-POP 遙かなる記憶」(小学館)が必読。まだ事務所が小さい頃に、直接聞いた内容が記されている。日本文化解禁前の時代に、韓国でブルーライト横浜が親しまれていた話も非常に興味深い。
K-POP史で異彩を放つのは、IUだと勝手に理解している。日本でも今はファンが沢山いるが、しかしながら、日本におけるK-POP史という文脈では、ほぼ、彼女についての議論は抜け落ちる。
日本市場は、本動画でもあるように、規模の大きさやローカライズの文脈があるなかで、IUはある意味で特殊。IUも日本デビューでローカライズの要素が入ったが、日韓関係の悪化や日本側事務所のプロモーションミスもあり、人気はでなかった。しかし、本国では、主要チャートを全て一位をとる、いわゆるオールキルを連発し続けている。名実ともにトップの存在。グローバルでもユエナ(IUファンダムを指す)は多い。
そして、彼女事務所は自身と元々所属していたカカオ、そして元マネージャーの現社長が大株主であるEDAM。ここは未上場であり、IUのために作られた事務所(今はシンセギョンなど他のアーティストも所属)。ゆえに、外部から分析できる情報は少ない。
加えて、ワールドツアーはやるものの、各地のローカライズはないし、英語が流暢な訳でもない。女性ソロのため、ボーイグループやガールグループのような形でのファン層とも違う。
最も異彩を放ちつつも、本家本元のトップに君臨し続けるのがIUである。そして、2022年のコンサート「ザ・ゴールデン・アワー オレンジの太陽の下で」において、彼女をスターダムに導いた「Good Day」から卒業宣言。あの3段ブースターも歌い納めとなった。自らこれまでの舞台の幕を閉じ、新たなページを開く。新アルバムLove wins allは、期待を裏切らないどころか、新境地を楽しませてくれた。
彼女は自分で曲を作るにもかかわらず、他のアーティストよりもリリースペースが早く驚異的。
女優としても傑出。日本では「麗」「マイディアミスター」「ホテル・デ・ルーナ」といった作品群で知られる。歌よりドラマで知った日本のファンも少なくないだろう。
IUほどのアーティストは、そうそう出てこないだろう。
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面白かった!!!サムネはaespaだ!
谷口さんがおっしゃるように、HYBEのIR資料はみるとおもしろくて
素人ながら、HYBEは資料の仕立て方?見せ方?がプラットフォーム企業ぽいし実際にプラットフォーム(Weverse)のMAUやARPPUが、売り上げの次に示されるデータで、今の会社ぽいなーと思います。
HYBE2023年4Qの発表資料(PDF)
https://hybecorp.com/jpn/ir/archive/result/4765
HYBE2023年通期の有報ぽいもの(韓国語)
https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20240322001002
ちなみに個人的にHYBE(当時はBighit)の上場の際のオリジナル記事が面白かったです。
「【今日上場】世界的ヒット「BTS」のIPOを読み解く」(NewsPicks編集部、2020/10/15)
https://newspicks.com/news/5302880/body
阿部さんが「あの会見」とコメントで書かれている件については下記記事が詳しかったです
「【株急落】BTS所属企業で内紛。「NewJeans」独立騒動に発展」(NewsPicks編集部、2024/04/24)
https://newspicks.com/news/9889852/body
比較の参考でSMの2023年通期の有報ぽいやつ。
https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20240322000886
ただSMもプラットフォーム(DearUという、年間売り上げ80億円くらい?)が一応あって、それは別会社で上場してるのでセットで見た方がいいのだろうか?などといつも思う
DearUの2023年通期の有報ぽいやつ
https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20240319000270
谷口さんがおっしゃるように、HYBEのIR資料はみるとおもしろくて
素人ながら、HYBEは資料の仕立て方?見せ方?がプラットフォーム企業ぽいし実際にプラットフォーム(Weverse)のMAUやARPPUが、売り上げの次に示されるデータで、今の会社ぽいなーと思います。
HYBE2023年4Qの発表資料(PDF)
https://hybecorp.com/jpn/ir/archive/result/4765
HYBE2023年通期の有報ぽいもの(韓国語)
https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20240322001002
ちなみに個人的にHYBE(当時はBighit)の上場の際のオリジナル記事が面白かったです。
「【今日上場】世界的ヒット「BTS」のIPOを読み解く」(NewsPicks編集部、2020/10/15)
https://newspicks.com/news/5302880/body
阿部さんが「あの会見」とコメントで書かれている件については下記記事が詳しかったです
「【株急落】BTS所属企業で内紛。「NewJeans」独立騒動に発展」(NewsPicks編集部、2024/04/24)
https://newspicks.com/news/9889852/body
比較の参考でSMの2023年通期の有報ぽいやつ。
https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20240322000886
ただSMもプラットフォーム(DearUという、年間売り上げ80億円くらい?)が一応あって、それは別会社で上場してるのでセットで見た方がいいのだろうか?などといつも思う
DearUの2023年通期の有報ぽいやつ
https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20240319000270
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めちゃくちゃ分かりやすくて面白かったです!
こうして俯瞰してみてみると、BTSの兵役があることがHYBEにとってビジネスチャンスを作ってくれたんだなと改めて感じました。外部環境リスク(SWOTのThreat)を早めに理解して、BTSに頼らない体制作りと、兵役中も耐えられるコンテンツを事前に用意してWeverseで小出しにしたり、本物がいなくてもIPで戦う戦略自体、兵役があったからこそ立てられた戦略なのかなと思いました。また、この期待感が高まる中で完全復活する見込みの来年、ライブやCDの売上は相当凄そうだなと…もしかしてHYBE株(BTS株とも言われてるらしい)を今のうちに買っといた方が良いのかも。
こうして俯瞰してみてみると、BTSの兵役があることがHYBEにとってビジネスチャンスを作ってくれたんだなと改めて感じました。外部環境リスク(SWOTのThreat)を早めに理解して、BTSに頼らない体制作りと、兵役中も耐えられるコンテンツを事前に用意してWeverseで小出しにしたり、本物がいなくてもIPで戦う戦略自体、兵役があったからこそ立てられた戦略なのかなと思いました。また、この期待感が高まる中で完全復活する見込みの来年、ライブやCDの売上は相当凄そうだなと…もしかしてHYBE株(BTS株とも言われてるらしい)を今のうちに買っといた方が良いのかも。
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