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2019年8月4日 公開

【コインチェック創業者】いまだから語れる、あの日に学んだもの

コインチェック創業者の2人が事件後はじめて揃ってメディアで語る、巨額流出の総括とこれからの歩み。(インタビュー:後藤直義/イラスト・デザイン:堤香菜/構成・編集:小西健太郎/撮影:安岡大輔、萬野達郎、木嵜 綾奈)
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コインチェック創業者2人のインタビュー後編です。事件からわずか1ヶ月ほどで、マネックスグループの傘下に入るという決断をして、36億円で会社を売却します。そこからサービス再開まで、果てしない長さだったようです。

仮想通貨ブーム時に、大きな存在感をはなったコインチェック、ビットフライヤー、ザイフといった、取引所の創業者たち。しかしビットフライヤーは金融業界から経営陣が送り込まれ、ザイフは(コインチェック事件後に)流出事件を起こして、創業者は姿をくらましました。

そしてコインチェックの創業者2人は、いま何に注力するのか。インタビュー後編です。
セキュリティについて質問がされていて、そこがポイント。個人的にはやはり成長を制御できていなかったという印象。というのは、社内体制ができていなかったり採用をしても時間がかかるということを認めている中で、顧客獲得のための広告とかを打っていたわけで。
そして「大義」という言葉が大塚氏から出ていたが、もう少し深く知りたいと思った(今後深堀?)。和田氏も今一番時間を使われているのが取り扱う仮想通貨を増やすことと言われている。匿名性とか改ざんのしにくさといった「特徴」はあっても、それがプラスにもマイナスにも出るなかで、ユートピアではない。仮想通貨を広げること、使われるようになることが、現場の第一線にいて絶頂期とどん底をど真ん中で経験されたお二人だからこそ、その大義・意義が何かを聞きたい。まだ模索をされている途中ともおっしゃられているが、少なくとも今見えているものは何だろうか。
2日間とても興味深いインタビューだった。もっと聞きたいというのが本音ですね。仮想通貨の世界で歴史に残る事件であるからこそ、この二人にはもっと多くのことを語っていただきたい。それが未来にもつながることだと思います。また、少し時間が経ってから、話せる範囲が増えてからで構わないので第2弾を期待したいです。
当時のコインチェックの株主構成は、和田CEOが45.2%、大塚COOが5.5%、その他株主(法人5社、個人1名)が49.3%。

36億円でマネックスの100%子会社になっているので、和田さんは16億円程イグジットしている計算となる。

リスクを孕んでいるM&Aとはいえコインチェックの2018年3月期通期の営業利益が500億以上出ていることを考慮すると、極端に低いダウンラウンドでのバイアウトであることは間違いない。

売却後、和田CEO・大塚COOは執行役員として経営に参画しているようだが、PMIに関しても今後の連載の中でぜひ触れて欲しい。
2週間でマネックス傘下入り。参加を決めたほうも、受け入れを決めたほうもかなりハードな決断だったはず。ビットコイン価格同様に一度地獄をみたことが強みになるのではないかと思った。
体制が追いつかない状態でのブームとマーケティング。今同じ状況にあったら、そこでは体制・基盤作りにもっと注力したのかな。

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